FC2ブログ

正直どうでもいい

こんな名前ですが好きな漫画の感想をかくブログです

轟音で鳴いた心の嗚咽のおはなし『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』

だらだら長文。
さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポさびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
永田カビ

イースト・プレス 2016-06-17
売り上げランキング : 859

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

   そうか、私はもう”知っている”側の人間なのか

寂しいとき、抱きしめてもらいたいとき、そう素直に言葉にできるって本当に強いなって思う。
同時に、この作品を読むとノンフィクションというのが究極の恐怖を伴うシロモノだということを再認識させられる。
よくこんなに赤裸々に、自分をさらけ出せるな。本当にすごい。
タイトルがすべてを完結にまとめきっている「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」は、永田カビさんがもとはpixivにアップした実体験レポ漫画で、それを色々と膨らませつつ単行本化したものです。



元となったシリーズはまだネット上に残っているから、少しでも興味を持ったらまずこっちを。
・・・というかもう有名すぎていまさらレビューかくのもアレなんですが。まぁ書きたくなったので。

「レズ風俗ってどんな世界なの?」という疑問を抱かせるキャッチーなパワーワードを装備した本作ですが
性的な内容にワクワクできる作品かと問われればどう考えても圧倒的に「NO」。
あじけなく軽めなタイトルではあるものの・・・
内容はもうドロッドロの、自意識&現実社会との全面対決。しかもズタボロになってる。
「息が詰まる」という慣用句そのままの事態に読者を叩き落とす、かなり瘴気の濃い一冊。

読んでてヘトヘトになりますよ、こんなん。だって行き場がないって、居場所がないって、もう死んでしまいたいって本気に願った作者が、そのままの感情をこちらにぶつけてくるんだ。
作者は表紙ではベッドで緊張した顔してるけどまさかまさか。なんの服も着けないままこっちにナイフ持って突っ込んできてるんですよ。殺すつもりでかかってきてる。でもこの作品を読んでいると、避けたくない。そのナイフが持つドラマが、あまりに克明で絶望的でリアルだから。
この本に描かれているドス黒い感情や、凍えそうな自己嫌悪の闇に、覚えがあるからだ。

かと言って「わかるわかる」「あるよねーそういうときって」みたいな、軽くすべてを受け止めきれるはずもない。
本当に、真剣に、ひとりの人間がもがき苦しんで、どうにもならなくなって死のうって考えるときにそんな神様みたいな面していられるかって。俺は何度となくこの本を読むの辞めたくなったよつらすぎるわ。
でも、やっぱり、愛おしい本なんだ。

この作品をめぐるテーマっていくつか根深いものがあって
例えば親との関係性だとか、性への自制心とかコンプレックスだとか、自傷行為についてだとか、自意識の見つめ方だとか、もう一個一個取り上げて個別エントリ書けそうなくらいミッチリ詰まっているんですけれども!
とりあえず個人的にオゲェとなったシーンとか要素をピックアップしていく。



居場所を求めて彷徨う


開始そうそう、めちゃくちゃヘビィな話題から始まる本作。
「何があっても私を認めてくれる場所」を探して彷徨って、けれどうまくいかない。
裏切ってしまって、罪悪感で顔を合わせづらくなって、どんどん居心地が悪くなる。居場所がなくなる。
義務教育という場は本当に大切で、それは義務という強制力でもって嫌でも学校なりコミュニティに所属してなきゃいけなくなる。それが窮屈でもあるし、退屈でもあるし、安心でもあったんだよなあ。「ここにいれば正解」という気持ちでいられるのって大切なんだ。

そうして著者は拒食・過食と体のバランスも崩壊し、とうぜんメンタルもやられて自傷を繰り返す。
とにかく追いつめられていく。そしてその原因はなんだろうかと自分で分析していく形で進行していく。
この、自分を分析する視線の鋭さが本作の1番のミソというか、読み応えのある部分かと思う。

レズ風俗11

特に自傷癖の体験談として、「心の傷はどうして・なにが辛くて心が悲鳴を上げてるかわからなくて混乱する」「体を傷つけた痛みは因果関係がはっきりしていてわかりやすい、安心する」という証言をしていたり、そうしてボロボロになっていくことで、「何かが免除される気がする」「居場所をもらえる」という、自分への甘い蜜を求めての行為だと、もうめちゃくちゃ赤裸々に語られている。
追い詰めているのは自分だったんだと。依存している対象はなんなのかと。
悶え苦しむ日常のなか、慎重に自分を見つめていく著者だからこそ、そして当時を振り返る回想録だからこそ、
適度な距離感から、適切な言葉と解説で、苦しんでいる人間の心の中や精神構造が見えてくる。

正直なところ完璧に理解できる世界ではないんだけれど。やっぱり誰しも一度は、精神のバランスが揺らぐ瞬間はある。自分で自分が見えなくなるような日あってあるに違いない。

自分が14歳だったとしたら、
ゲームの話ができる友人より、いろいろ教えてくれるインターネットより、優しく厳しい母より、
この本に書かれている真実の言葉たちのほうがずっとずっと親身でいてくれたかもしれない。

それだけ、この本に書かれている「傷」はリアルだ。その傷からは血が流れ出て、生きている言葉なんだと教えてくれる。
とくに「傷つけばそれだけなにか免除される、優しくしてもらえるはず」という思惑は、ヘタすると今なお自分の中に根付いている感覚で、スバリ言い当てられて息が止まりそうになった。やめてくれ。

追いつめられるときって、自分に厳しすぎるからなってしまう事もあるんだなぁという発見もあった。
自分に科す罰についてもそう。ストイックすぎて、真面目過ぎて、追いつめられていく。そういうのもあるんだなぁ。



「母性」とは


バブみとは一世を風靡したこのワードだがまぁそれに近く、これにまつわる「母性を求める本能めいた感情」についても解説をくれる。
というか、自分にもわかる。やっと言語化できたよ、そうだよ、安心したいんだ。

レズ風俗14

恥ずかしながら女性が「母性を求める側」からの意見をこの本で初めてくらいかに読むことができてすごく新鮮だった。男女共通だったのかよ(かなり酷い素直な意見)
ただ、自分を無条件で愛してくれる大いなる概念にやさしく抱かれたい、という言葉にすれば子供っぽすぎる内容が
もう涙がでるくらい「わかる・・・抱きしめられたい・・・やさしく許容されたい・・・」という共感に直結する。

著者は母親に対して憎しみめいた感情もあるようだが、しかしそれとは別にかなりベッタリと母親に甘える生活をしていた様子。
「親のごきげんをとりたい」という、自分の心の外側にある承認欲求に振り回されることで心身にバランスを崩したんだけど、それを自分で解析するというのは本当に勇気がいることだろうと思うし、改めて本作のフルオープン全裸っぷりに恐々とする。

この本を読んで「母親が悪い」という言葉をネット上でちらほら見かけたんだけど、本作はむしろそうやって原因を己ではなく母親に押し付けるような内容とはなっておらず、むしろ自分を戒めているわけで、その上で「母親がだめ」「家庭環境がだめ」というのもどうなんかなぁ。だって母ちゃんだもん。絶対の存在になり得てしまうよ。
現在の母親との依存関係性を断ち切る!という目的からレズ風俗へいき、また本編のラストシーンにもなっているわけで、「母への依存」「性欲の罪悪感」、非常に考えさせられるテーマも含んだ作品だというのがよく分かる。



漫画家を目指して


「マンガ、がんばれよ!」
の場面では俺まで泣けた。これがすべてといってもいい。

レズ風俗12

この著者さんはいろんな本を読み漁っていて、「この記事のこの文章に衝撃をうけた」「この企画の内容で泣いた」というような読書体験から自分を見つめなおし、そして分析し克服へと向かっていく。読書好きとしては万歳三唱レベルの共感ですばらしい読書体験をしている。共感というかもはや羨ましすぎる。同時に著者さんの知識欲の貪欲さも惚れぼれする。
そして生み出されたこの「レズ風俗レポ」だって、きっと悩める人の手に届いて、素晴らしい読書体験を与えていると思う。バイブス、感じるね。

その豊富な読書量もあってか、非常に噛み砕いた丁寧な自己解析の巧みさに納得する。とにかく、わかりやすい。
そしてこの作品内で語られている全ては、いま実際にこの本が出版されている事実によって、ハッピーエンドに補強されている。
さらに言えばこの本はかなり話題も集めてるし多分今年の各漫画賞でもいいカンジなカンジだと思う(適当)
ノンフィクションはこういうのが卑怯でもあり最高に面白い。すべてこの世の出来事である。

それと余談として。
心身ズタボロになりながらのたうち回って病院かよって紡ぎだした著者の別名義の作品が気になって、収録されてる本を買った。

Awesome Fellows! Perfect (ビームコミックス)Awesome Fellows! Perfect (ビームコミックス)
入江 亜季 紗久楽 さわ 犬童 千絵 福島 聡 佐々 大河

KADOKAWA/エンターブレイン 2016-03-14
売り上げランキング : 92398

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

徳永11

ハルタだった。Fellows時代は購読してたんだけど・・・というか、エッセイとはかなりタッチが違うので一瞬わからない。
内容は美少年のアンドロイドと、それを生み出した冴えない発明家のショート・コメディ。
濃厚なタッチで描かれるも、ゆるくて暖かなやりとりが楽しい一作です。
穿った見方をすれば一種の特殊な親子ものという側面もある。ゲスかもしれないけれど、レポ漫画を読んで背景を理解してからだと、なにか違う味わいが出てくる。
それと本来の作風がこうだとわかると「レズ風俗レポ」がある程度戦略的に描かれることもわかる。
主人公である自分をずっと見せるレポなわけだからある程度かわいらしく、内容が重いからデフォルメも強めてキャラクター劇っぽく仕上げる。ちょっとは本作中で語られている部分もあるけれど、興味ある方はこちらも読んでみては。

あ、この本はベテランから新人さんまで非常に個性の強い短編がおさめられたアンソロジー短編集。普通におすすめです。
進美知子さんという作家さん、普通に天才だった。



「レズ風俗レポ漫画」として。


レズ漫画レポの前提となる著者の語りがあまりにヘビィすぎてタイトルを忘れそうになるが、レズ風俗レポ漫画です。
知られざるその世界を覗ける性風俗レポ。しかもレズ風俗。そういう部分でもかなり楽しい。

しかし著者も語っているように、色っぽいものではない。幼い少女がじゃれるような印象を受ける。客によっていろいろ内容も変わるだろうけれど、本作を読んだだけの印象だと、いやらしいことなんて全く無い、やさしい場所のように思えます。まぁやるこたやってるんですけど。

高度な対人コミュニケーションとしてのSEXの難しさがこれでもかと描かれるので、読んでると、こう、心がムズムズしますよね・・・興奮するとかではなく、色んな意味で痛みがあって・・・
あんなに「抱きしめられたい」って心で叫んでいたのに、本当に抱きしめられた身動きが取れなくて、抱きしめ返すこともできず。申し訳なさのあまり早く終わってくれと願って、悲しくて泣いちゃうとかね。なんなのこれは。
著者が心を開いていないということをわかったうえで励ましの言葉をくれるお姉さん、天使かよ・・・。
・・・という、エロ目的で買った人々が「はー、憂鬱な内容乗り越えてようやく本題だ!」とワクワクしたのをさらにふるい落とす商売っけゼロの淡泊セックス!!しかしそれゆえにこの著者らしさが出る。この無念さがこみ上げて逃げ出したくなる記憶こそ、逆にずっと胸に刺さるのかもしれない。

ところでこの作品は4コマ漫画形式で1ページにきっちり4つのコマが敷かれているんですが
時たまその形式を崩して拡大コマが来る。よくある手法ですが、とくにこういった閉鎖的な自分語りが行われる作品だと、より世界が拡大された、空がひらけたような、気持ちのいい特別な演出になっていいですね。ワザアリな部分です。

レズ風俗13



つらつらと書いてきましたが、まだまだ語りたりたりなくて。けれど一区切りつけます。
タイトルからして人を選びそうですが、とんでもない。幅広い世代に読まれるべき傑作レポ漫画だと思います。
近所の書店だと堂々と少女漫画コーナーに置かれてました。ありだと思います。思春期女子にも必要な本じゃないかなと思います。
永田カビさんの体験が遠かろうと近かろうと、強烈な印象を残すことは間違いない一冊。
14歳のハローワークとかと同じくらい、学校図書館にあってもいい本なんじゃないかなというのは言いすぎか。
最後に「親不孝が怖くて自分の人生が生きられるか!」という言葉が出てきたことがなによりも嬉しくなる。
世知辛いこの日常を生き抜くためのヒントみたいなものがいくつもいくつも散りばめられた、最高の作品だなぁ。
メンがヘルな人にも、なにそれって人にも、本当に読んでみてほしい。気味が悪いとか怖いとか思うかもしれないけど見てほしい。自分との対話をこんなに心血注いで作品に仕上げたもの、なかなか読めないはず。
こんなのを読んでしまったらもう、応援したくなるに決まっている。永田カビ先生。

『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』 ・・・・・・・・・★★★★★
書籍化大成功。web版よりさらに濃密に、さらに丁寧な物語になっている。タイトル詐欺ではあるもののそれでもいい。逆にタイトルに引かずに読んでみてほしい一冊。

絶対、好きにならない、だから。『やがて君になる』2巻

7年ぶりにPCを買い換えてwin10に変えたらスキャナーが使えなくなったよくある話。

やがて君になる (2) (電撃コミックスNEXT)やがて君になる (2) (電撃コミックスNEXT)
仲谷鳰

KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2016-04-26
売り上げランキング : 6138

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

   心臓が選んでくれたらいいのに

大人気「やがて君になる」2巻です。
冷ややかな感情描写と熱を帯びていく物語の加速に惚れ惚れした本作。
1巻発売後から各所で話題となって、すでにかなりの知名度になっている感じ。
それもうなずける面白さ。発売から時間は立ってしまいましたが2巻の感想も行きます。

前回感想→わたしは貴女の特別なひと。『やがて君になる』1巻




2巻からは生徒会のほかの生徒たちも揃い、メインメンバーが揃った感じがある。
会長の七海、副会長の佐伯、主人公の小糸。
そこに加わった男子2人(!!)。チャラいノリのメガネ男子、堂島。ややおとなしい性格の慎。
メインキャラにがっつり男子キャラを増やしたあたり、この作品なりの挑戦とこだわりと感じますね。
個人的にも男子も出る百合漫画の方が好きだったりする。
性という言葉が持つ境界をさぐるのも百合漫画の醍醐味だとも思う。
という話はさておきこの新キャラのうち慎くん。
こちらがなかなかすごい形で小糸と七海との形に介入してくる。

君になる22

秘密を握るという形でいきなり小糸の超至近距離までやってくる。
けれど悪意のある人物じゃなく、あくまでも傍観者として、演目を客席で眺めているスタンス。
当事者たる小糸としては、客席に誰かがいると知ってしまっては・・・小さな変化も訪れるだろうとは思うけれど・・・。
客席から見る彼は、これは相思相愛の恋物語に見えると言う。
壇上にいる彼女は、これはなんてことない普通の感情と言う。

他人と判断する状況と、当人の感じる気持ちのズレ。
自分の態度を、第三者に観察されて、くだされる判断。恋愛を知らない小糸にとってはかなりのプレッシャーでもあるのでは。

具体的にアクションは取らず、ただ傍観をするという意味で慎くんは読者に近いポジションのキャラクターですね。男子がこんなに存在感を出してきても、正直危機感はあまりなくて、いいスパイスになっている。
年頃の男子にしては達観しすぎているので、なにか裏や過去の傷があるのかと考えてしまったりもする。
ともかく、今後もストーリーの根幹にある程度噛んできそうなキャラクタ。


そしてストーリーはかつての伝統、「生徒会劇の復活」へと進んでいく。
七海の追うお姉さんの影も具体的に見えてきて、ぐんぐん話もディープになっていく。

君になる23

つきつけられる拒絶。
より複雑に、より純度を増していく「好き」という呪縛。
上記のシーンが登場する第10話「言葉は閉じ込めて」は過去最高のスリルとポエムが味わえるまさに至極の32ページ。このこじらせ方が青春か。
そしてその番外編「言葉で閉じ込めて」で完全KOを喰らいリングに沈むのである。

姉の影を追う七海先輩にとって、浴びせられる好意は「姉のコピーをする私」に対するものとして捉えてしまう。だから「好き」は彼女にとっての枷だった。「こういうあなたが好き」というならば、そうじゃない私は好きではないのではないか。
けれど小糸は「好き」を持たない。だからこそ好き。
あたたかく包んでくれる、心はずむ言葉をくれる、けれど愛してくれない。
世界で1番優しい、私だけの特別なぬいぐるみ。

君になる21

彼女はあえて「好きだよ」と言う。
こたえてもらえないことを知っている。それでも彼女は私の特別でいてくれる。
聡明な彼女は、すべてを知り尽くして自分を騙している。
彼女自身が愛されることを望んでいないのだから。
・・・それもまた、自身を騙しているだけなのかもしれないけれど。




性癖に見逃せないのが副会長の佐伯先輩ですよ!!
1巻よりずっとずっと嫉妬心をむき出しにして、スマートな振る舞いしているようで、傍からみるとなかなかにみっともない事になってますよ!!
無茶をする彼女をただ救うのではない。私がいる。私が助ける。私がそばにいる。
小糸に対して「年季が違うんだよォ!」とばかりに牽制する佐伯先輩~~ウオォ~~。
ハァハァ・・・クッ・・・だめだろ先輩・・・こんなかっこいい、かっこわるいことばっかりしてちゃ・・・・・・・・・・耐えらんねぇよ・・・・・・もっとくれ

ツイッター上で見かけた説ですが、主人公のフルネームが「小糸侑」で、これは「恋という」という言葉につながっているのでは、というネタ。
たしかに主人公は恋心を知らないという物語上キーとなる個性があるので、その由来は非常に納得できる。
しかして物語は次々と転がり、ある種の「特別」をつかめているように感じる。
甘く熱い感情だけではない。応えられない、理解のできない悲しみに、「心臓が選んでくれたらいいのに」とさえ願ってしまう切ない夜。
そこに小糸なりの本当の気持ちが隠されているかもしれないし、たとえ恋じゃなくたっていい。
こんなに一人の人だけをおもう瞬間があるのなら。
え、エッモ・・・!

ところでメロンブックスで買うとゲスト作家陣ふくめ超豪華な冊子がついてきまして。
http://daioh.dengeki.com/blog/comics/『やがて君になる』第2巻書店特典をまとめてみ/
書店特典だけにとどめて欲しくない超クオリティな特典だったので
どうでならこちらもゲットすることをおすすめしたい・・・が・・・これ書いてる時点で残ってるのかどうかは怪しかったので気にしないでください。

『やがて君になる』2巻 ・・・・・・・・・★★★★
盛り上がってきている百合漫画といえば、うむ、これだ(差し出す)
女の子たちの姿勢がとても綺麗な漫画だと思います。不安な気持ちも隠して凛と立つ。

[漫画]炸裂する無垢なる狂気 『あげくの果てのカノン』1巻

あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)
米代 恭

小学館 2016-06-10
売り上げランキング : 5663

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

   この人を好きでいたら不幸になる。わかっているのに、どうしようもなくずっと好き。

禁忌的な関係だとか、終末世界だとか、無垢がゆえの狂気だとか。
これでもかと俺の”好き”を内包してくれた新作「あげくの果てのカノン」の1巻が出ました。
ひっさしぶりにドストライクな新作。面白いのはもちろんの事、愛してしょうがないなにかがこの物語の中にはある。煮えたぎって溢れでてしまうような恋のエネルギー、それは非常に真剣で、ときに恐怖を感じさせる。
これはもう痛々しくて仕方がない。格別に恥ずかしくなるほどに、そして胸がきしむほどに、痛む。

オビには押見修造先生、志村貴子先生、村田沙耶香先生と漫画家のみならずビッグネームから応援コメントが寄せられているけれど、各作家さんのコメントもかなりエモくてオススメです。
ともかくかなりグッと来ましたので久しぶりに更新・・・!
とりあえず第一話の試し読みができるから気になったら読んでみて欲しい。




エイリアン襲来によって世界のあり方は大きく変わった。
しかしそんなことお構いなしに主人公、かのんは8年間にも及ぶ境先輩への強烈片思いを抱えている。
先輩はもはや世界のすべて。その恋心はストーカーじみていて、精神の不安定さとかメンヘラ全開である。
先輩との会話を録音して反芻するわ、これまでのやり取りを日記にして全部書き留めてるし、先輩の職場やスケジュールも調べあげて出待ちするし、第三者からストーカー行為を咎められようものなら逆上、癇癪、あとの祭・・・。
そんな主人公の危うさを、たっぷり余すことなく楽しめるこの一冊!

スキャン0025

見ていて面白い、というのが1番の感想。
ハイテンションと超ダウナーな空気が瞬時に入れ替わる。むしろ切り替わらずに同居させ、もう思考回路もムチャクチャなまま感情爆発。
「そんなわけない」って思っても、「もしかしたら」と思う心が歓喜する。都合のいい解釈と自己嫌悪のループ。
彼女なりのロジックの上でモノローグは垂れ流されるんだけど、オトメの全力全開な内容は可愛らしくもあり、しかし23歳に当たり前に備わっているべき社会的常識を踏み倒しているこの未成熟すぎる感覚が、恐ろしくもある。

なのに、彼女に不思議と感情移入をしてしまう。
コントロールの効かない恋愛感情に浮かされて、自己嫌悪の沼におもいっきりハマりこんで
それでも圧倒的な自己肯定と個人崇拝のエネルギーで、自分と心と戦って、相手にぶつかっていく愚かな姿を
愛おしいと思えないんなんてそんなのウソだなって思うわけですよ。俺はね。

スキャン0024

はっとさせられるシーンやモノローグの多いこと多いこと。
言葉を大切にしている作品だなと感じます。言葉のチョイスや、それをどうページに配置するかをじっくり吟味して作られているように感じる。
質のいい詩集のような、言葉と思考のゆらぎがとてもとても心地良いのです。
静かに彼女の中でだけ繰り広げられる感情の爆発。歓喜、自責、興奮、絶叫、傷嘆。
頭のおかしい、おかしくなりそうな、甘くて苦い恋の世界。




不思議とこの世界の異常さを、住人たちは口にしないんだけれど。
例えばエイリアンと戦う特別機関に所属する人間は、ちぎれた身体のパーツを復活させることができる。
進化した科学のチカラが「絶対」の安心感を産む。勝てるし、取れても復活するし、きっと死なない。
だから警報がなって避難をしなくちゃならなくても人々は至ってのんきだ。
人々の順応性の高さを感じる。だけれどそこから浮かび上がる、主人公の「異常な正常さ」が面白い。

境先輩は、戦場の最前線でエイリアンと戦う戦士です。
甘いルックスから世間的にもアイドル的人気を得ている先輩は、主人公の学校の先輩でもあり
彼女は学生時代からの8年間をひたすら先輩につぎ込んで、先輩だけが世界のすべてで。
だからこそ、パーツ交換によって、人格や趣味趣向までどんどんと変わっていく先輩に対して
「大好き!!!!!愛してる!!!!!!!!」だけじゃない感情まで抱き始めている。

ハンバーガーを食べようとしたのを止めたシーンはギャグのようでもあるし、
「私の知らない先輩」を受け入れられなかった彼女の、一瞬の拒絶反応だったように思う。
かのんの中で渦巻く感情は、もはや「恋」の一言では片付けられない。
いや、そもそも、恋を一言で片付けようというのが愚かなことなのかもしれないね。(いつか使おうとノートに温存していた決めゼリフです)

だから危うく思うのは、「私は先輩のことが好きなのだ」という刷り込みだけが頭に残って
とうの先輩がまったく別の人間になり変わっていたとして、その時はたして彼女はなにを選べるのか、ということ。
どこまで描かれるか、続くのか分からない物語だけれど
1巻の時点で相当バランス的にグラグラしているのに、これから一体どうなっちゃうってんだ。見逃せない。

あとこれ本当にアツいんですけど。
先輩は既婚者です。

スキャン0026

先輩、ロクでもねえな




かわいく思われたいし、でも近づき過ぎたら自信の無さですぐにヘタれちゃうし、
特別にはなりたいけれど、かと言って「不倫とする先輩」なんて見たくはない・・・
1巻のラストでは怒涛の展開で急転直下、スリリングなのは恋模様だけじゃないって事で
素直にストーリーのうねりにも唸らされる期待作。

タイトルにも主人公の名前にもなっている「カノン」。
有名なクラシック曲だったり、カノンコードだったり、色々と聴くワードですが
意味を調べてみると「聖書」と結びつくワードでもあるようで。
妄信的な恋を描くこの作品らしい要素ですね。
繰り返されて、少しずつ変化していく思考回路。その迷路をたどっていく読者。

それにしても俺はこういう、ひとケカラほどのセカイ系DNAを持って生まれた作品を愛してしまうクセがついているらしい。途方も無い世界の残酷さを、素晴らしさを、虚しさを感じさせてくれるこういう作品が、大好きです。
それでもってネジはぶっ飛んでるが、純粋に恋のエネルギーを漲らせて生きている主人公を見ると、思い報われようが報われまいが、素敵だなって気持ちにさせられる。
まぁともかく。月スピ的にもプッシュされていると見る本作。さらに盛り上がる2巻への期待がすごい。

『あげくの果てのカノン』1巻 ・・・・・・・・・★★★★☆
メンヘラストーカー女の純愛記録。というだけでもない。人間本来の危うさや恐ろしさ、愛おしさを詰め込んだ作品。

[漫画]恋人ごっこは屋上で。「シュノーケルはいらない/ねこかんロマンス」

DSC_0659.jpg

唐突になんの更新してるのかてそりゃサークル『ねこかんロマンス』の新作として発表された「シュノーケルはいらない」が最高だったという話がしたいからなんですよ。
ゴールデンウィークに開催されたコミティアにいった最大の目的はこれだった(2巻)。大好きなモリタイシ先生もきてたけど今回ばかりは初動ねこかんロマンス一択だった。ぶっちゃけ開幕最初に買ったの俺な!

いきなり熱くるしいオタク口調まるだしで書き出してしまったけれど
本当に「シュノーケルはいらない」という作品が素晴らしくて久しぶりに本の感想をブログにかきたくなったのです。
まぁなにはともあれ、な。サンプルこれです。




どうでしょうか。“”息吹“”、感じ取っていただけたのでは。ビンビンくるでしょ。
目に見えない暗黙のルール、スクールカーストの窒息感。日常からはみ出した愛すべき堕落。何かを紛らわすためだけのセックス・・・この腐ってる感じ!!そして歪んだ少年少女の関係!!大好きなヤツジャンル!!

もともと、ねこかんロマンスさんは前作「ヒロインになれないキミとぼくらの恋」でどっぷりハマったサークルさんでした。こちらも切ない恋愛模様とコミカルなキャラクター描写が冴える一品でしたが、世界観を共通とした新作「シュノーケルはいらない」がジャストミート。かなりヘヴィな人間関係を描き、主人公とヒロインの間にさえ差別的な感情が存在している。主人公がヒロインに向けて「お前って惨めで見てて飽きないわ」と楽しそうに言うわけだ。それを曖昧な、笑顔で受け止める少女。ひどい。まさに息が詰まる世界観。そして「息」こそこの作品のキーワードとなっていたりする。

スクールカースト上位と軽薄な少年、速水。
カーストで言うなら最下層、いじめられっこの燈乃。
とあるきっかけから、屋上で燈乃の秘密を握り、また彼女から好意を寄せられていることを知り、からだだけの関係を結びます。
日々、暇つぶしとして行われる、搾取のようなセックス。
しかし速水に少しずつ変化が訪れていく。
見下していたはずの女にいつしか心を許し、もてあそんでいたはずが心配になり、全部飲み込む彼女を恐れるまでになる。精神的なイニシアティブを握られていく主人公!お互いが自滅していく沼関係!!ヒューたまらねぇ!

ネーミングの部分で言うなら仕掛けがあって、主人公の速水はそもそも苗字にも入っているように水中の住人なんだろうと思う。
水中というのは本来、呼吸ができない場所。例えば教室。
対するヒロインは水中にはいられない。陽や炎といったイメージに繋がる「燈」を苗字に持っていることからも、速水との立場の違いが明確に打ち出されている。
教室から抜け出し、ようやく屋上に逃げ込んだ時にだけ、呼吸ができるという少女。
対して彼女にとっての「水中」の住人である速水。
まずここのポジションが前提としてあり、そして本作の面白さは、このポジションがみるみる崩れていく、変化していくことにあります。
2人だけの屋上の世界。閉じた秘密、牢屋みたいな楽園、透明なきみ、諦めの瞳。



イベント配布のペーパーで明かされた作者公認イメージソングである。お察し。
ペーパーみた瞬間「これは反則でしょ」ってなった。




ニヤニヤが止まらないのが1巻のラストシーン。
見下していたはずの少女にいつのまにか呑まれてしまった。得体のしれない怪物のように、微笑む少女に怯える少年。
少女が口にする、諦めたような言葉もするどく突き刺さる。
「わたしがここから落ちたって 速水くんは普通に生きていけるでしょ」
突き放されたように感じるのは速水の方だ。しかしこのセリフの並々ならぬ痛みに震えが出る。その言葉はどちらを傷つけたのだろうか。どちらも、だ。

2巻の冒頭からは燈乃の独白により、彼女がどのようにして速水を“手中に収めたのか”が明かされる。女の子の巧妙な罠にドキドキするとともに、そうまで自分を曝して傷めつけてまで自分を「誰かの恋人にする」ことを正解にしたい切迫した感情にも胸が締め付けられる。
彼女は思い通りに、からだだけ恋人に成ることができた。
たとえ彼が自分のことを、どんなに酷く想っていたって。どんなに見下されていたって。彼といる屋上の時間だけが酸素をくれた。
自分を救うための犠牲として自分を差し出そうという彼女の精神性こそが
速水に加虐心と、恐怖と、そして最後に救いを与えてくれる。そういう不思議な連鎖や噛み合わせが、なんとなく、この2人らしいなってとても好きになれる。

最終的にはやや共依存的な関係性で決着するのも、ダメ関係性大好きマンである俺のハートを掴んで離さないんですが
『親密なる他者の不在』という心の空白に、互いの存在感を響かせることでつながった2人だ。愛し方をしらない、守り方すら、優しくすることすら不器用だった。互いに酸素を分け合おうという状態も愛おしいものであるよ・・・
とはいえ、そんな彼らを暖かく見守ってくれる友人たちもいる。
2人だけの楽園ではない。息のできない水中でもない。
れっきとした現実の上にたち、彼らは生きていけるようになったのだろう。

酸素というのは、心許せる誰かの存在そのものなのかもしれない。
ゆえに鮮やかに「シュノーケルはいらない」というタイトルが回収されていく。

ここまで「シュノーケルはいらない」にどっぷりハマってしまったのは、主人公とヒロインの造形、精神性、関係のすべてが完全にドツボだったから。
読めば読むほど引き込まれる沼地のようなズブズブコンビ。
けれどちゃんと最後はいい感じでストーリーも走りだし、いい感じで決着してくれる。
そこらへんはもう読んでくれ!頼んだぞ!https://nekokanromance.booth.pm/items/241720?utm_source=pixiv&utm_medium=promotion&utm_content=work-item&utm_campaign=pixiv-promotion

偶然か意図的か、1巻と2巻の表紙の色味を比較すると、2巻のほうがより水面に近づいているような明るい色調となっており、こういう部分にも愛を感じる。
いやほんと、救いある形で終わってくれてよかったですね・・・
ちょいとビターな味わいある、さわやかなエンディングでした。ほんとめっちゃオススメだからみんな何とかして読んでみて欲しいんですよ。コミティアはぼちぼち参加してきていますけども、これまで買ったコミティア本でも1,2を争う面白さだった。

ここで俺の「シュノーケルはいらない」イメソンを貼ります!よろしくお願いしまーす!(ッターンッ)


水の中のナイフ


フリージア

脳内ではすでにOP「水の中のナイフ」ED「フリージア」で映像化しているよ。
個人的には完璧にART SCHOOLなんだよな~~~~~
結ばれたとしても、どこか恋愛感情というものを客観視してすこし低体温のままっぽい感じ。
あとMr.Featherとか単純に、PV的に使われたら本当に泣けそう

以上!ねこかんロマンスさんは夏コミ受かればクロスチャンネル本出すらしいぞ!この2016年の夏に!!すげぇ買うしかねえ!!!
ともかく今後ともぜひ追いかけて行きたいです。




余談ですがダーク系の過去作品で



こちらも最高オブ最高ッて感じで最高にオススメ。とにかく暗い。追い詰められすぎである。
会場で購入した時から大好きだったけど今はネットで公開中です。

[漫画]2016年3月単行本の購入予定

2月の購入予定は忘れてました

03/07 講談社 アフタヌーンKC 甘々と稲妻 6 雨隠 ギド
03/07 講談社 アフタヌーンKC 氷上のクラウン 1 タヤマ 碧
03/07 竹書房 バンブーコミックス のみじょし 2 迂闊
03/11 講談社 KCデザート 僕と君の大切な話 1 ろびこ
03/12 双葉社 アクションコミックス 青春のアフター 2 緑のルーペ
03/18 講談社 ヤンマガKC 亜人ちゃんは語りたい 3 ペトス
03/18 集英社 ヤングジャンプコミックス ノー・ガンズ・ライフ 3 カラスマ タスク
03/18 小学館 少年サンデーコミックス 初恋ゾンビ 1 峰浪 りょう
03/18 白泉社 花とゆめコミックス 恋は人の外 1 南 マキ
03/23 講談社 モーニングKC 惑わない星 1 石川 雅之
03/25 集英社 マーガレットコミックス 群青にサイレン 2 桃栗 みかん
03/25 集英社 マーガレットコミックス ハンキー・ドリー 1 渡辺 カナ
03/25 スクウェア・エニックス ビッグガンガンコミックス クズの本懐 6 横槍 メンゴ
03/29 白泉社 ジェッツコミックス 3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代 2 西川 秀明/羽海野 チカ
03/30 小学館 ビッグ コミックス かなたかける 1 高橋 しん
03/30 少年画報社 YKコミックス アオとハル しおや てるこ
03/31 白泉社 書籍扱いコミックス 14歳の恋 6 水谷 フーカ
03/31 白泉社 書籍扱いコミックス ディアティア 4 ―トゥハート― かずま こを
03/下 新書館 ウィングス・コミックス かんぺきな街 売野 機子

アニメにもなる「甘々と稲妻」新刊はマスト。てっきり重大発表は実写化だと思っていたw
期待の新作「氷上のクラウン」。作家さんの四季賞受賞作がとてもおもしろかった記憶。
ろびこ先生の新作「僕と君の大切な話」!!となりの怪物くんという傑作を生み出した後の、久々の新作。
「青春のアフター」、いちおう連載分でも追えているけれど、どんどん闇深まる・・・。
「初恋ゾンビ」 もようやく1巻発売日。超傑作「ヒメゴト」の後も、いい恋愛を描く作家さんである。
侮るなかれ、パンツはなくともラブコメはなくとも熱い青春マンガだ「群青にサイレン」。
追っかけている渡辺カナ先生の新作「ハンキー・ドリー」も見逃せない。ハズレ無し作家。
久しぶりの「クズの本懐」も期待したいところ。巻数を重ねるごとにクズ度マシマシ
高橋しん先生の新作「かなたかける」、近年の新連載では1番好き。でも奥たんはまだかな?
みんなのアイドル楽園くん発コミックス「14歳の恋」「ディアティア4」!!凄いことになってんぞ!
そして繋がる売野機子。「かんぺきな街」。タイトルからして惹かれる。

そんな3月。新しい職場も徐々に忙しく仕事に追われだした・・・!

HomeNext ≫

楽園に花束を

プロフィール

漣

Author:漣
「さざなみ」と読みます。
漫画が好きなので更新はほとんど漫画のこと。
好きなのは思春期とかラブコメとか。

連絡先。
omuraisu0317あっとyahoo.co.jp(あっと→@に)

ツイッター
ツイッターのログ

Twitter

基本毎日います。記事にしない漫画感想とかもたまにつぶやいてますので、宜しければどうぞ。

記事

カテゴリー

コメント

トラックバック

カウンター

カレンダー

月別アーカイブ

08  07  05  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07 

検索

リンク