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[漫画]死が繋ぐドラマが激熱。ついに上がった反撃の狼煙!『狼の口 ヴォルフスムント』3巻

狼の口 ヴォルフスムント 3巻 (ビームコミックス)狼の口 ヴォルフスムント 3巻 (ビームコミックス)
(2011/11/15)
久慈光久

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   ”狼の口"攻略作戦を  これより開始する

2巻の発売から1年と少し。ようやく3巻が発売されました。
Fellows!にて連載中の「狼の口 ヴォルフスムント」は中世ヨーロッパを舞台にした作品。目を背けたくなるような残酷でショッキングなシーンが多いのも特徴だと思います。
しかしエンターティメント性に富んでいてとても読みやすい。歴史漫画だからといって身構え必要もありません。緊迫感みなぎるストーリーが素晴らしいのです。
そしてこの3巻では、ついに、ついにという展開がやってきてさらにアツイ!



この作品、1巻から酷い展開が続いていました。
出てくるキャラクターは、次々とヴォルフスムントという関所で命を落としていくのです。それは読者の希望すらも摘みとるように、徹底して残虐に、みんな殺されていく・・・。
2巻のラストなんて読んだ全員が驚いたんじゃないかってくらいの展開でしたね・・・。
住民に圧政を強いるハプスブルク家と、それに立ち向かう人々の戦いを描いたこのドラマは、森林三邦の人々の無念をひたすらに積み重ねてきたものでもあります。勝ち負けってレベルじゃない。立ち向かうための牙すら守ることが難しい過酷な状況。
ところが、今回は、本当にゾクゾクを熱くさせられる展開が待っていました。
いくつもいくつも失った同志達の命・・・。数多の犠牲を乗り越え、ついに上がる反撃の狼煙!
1巻2巻と気持ちいい展開が抑圧されていた分、読んでいて自分もとても興奮しました。

第3話でヴォルフスムントの関所を突破した少年・ヴァルター。ヴィルヘルム・テルの息子です。ヴォルフスムントが犯した唯一と言っていいほどのこの失敗が、現在へと繋がります。
領内と令外、関所を挟むようにして反乱分子が存在している今、求められるのは互いに連携を取ること。訓練を積んだヴァルターは再び領内へ戻り、作戦を知らせる任をおいます。
しかしこの作戦にはオトリが必要になります。そのオトリに自ら名乗りでたのは・・・。
読んでて息苦しくなるような緊張感。それでも勝利を目指し突き進む人々の情熱と決意のかたさに胸打たれます・・・プレッシャーのあるドラマになっていますねえ。



今回、特にキャラクターの死がヘヴィーに感じました。
というのも、3巻では人との繋がりがしっかりと出来上がった人物が犠牲になっていることが多かったのではと思うからです。これまではヴォルフスムントと何らかの関わりを持った、あるいは野望を持った個々が死亡することが多かった。しかし集団の1ピースが犠牲になった時、その死は絶対に誰かに強い影響を及ぼします。
3巻はヴァルターが主人公として頭角を表してきたこともあり、彼にまつわる人物が登場しました。アルベルトとバルバラの兄妹は3巻の序盤に登場し、散っていきました。

狼の口2

「後を頼む」。最後に信頼してくれた喜びと、それに答えなきゃならないプレッシャーがある。
犠牲なしてでは自分は何もなせないのか・・・と落ち込むヴァルター。しかし彼らの願いを背負って、自分の役目をちゃんと果たすことしかできません。ただ、勝利を目指すためだけに。
死んだ者たちの無念を背負い、ともに目指した希望へすすむのみ。
人の死をいくつも受け止められるほど1人の人間はきっと強くないはずなのに、強靭な精神でそれをむりやりに受け止めて生きる人々。
降り積もるように死が描かれるこの作品だからこそ、「死」で託されつながっていく決意が強く美しい。3巻は特に、死に様がカッコいいキャラクターばかりです。

というかバルバラちゃんが可愛くてですね・・・絶対に生き残ってくれー!と願っていましたが、案の定というかなんというか・・・。だからこの漫画を読むには勇気がいるだってば!
ヴァルターとバルバラのほんのりラブなムードは癒されましたし、同時に強烈に切なくさせられました。叶えられて欲しかった恋は、戦いの中に消えて行くのです。
11話から登場したヒルダさんのその従者2人の男もたまりません。

狼の口1

悲劇というのは当然切ないものなのですが、ドラマティックで心揺さぶられもする。
戦乱のなか消えていく愛、淡い恋…やがてそれは復讐の炎となって燃え上がる。
「待ってて。私もそのうちいくからさ。またみんなで楽しくやろうね」と別れの言葉を手向けるヒルダさん、むちゃくちゃカッコいいですね。感傷に浸るより、自分の仕事を果たすのだ。きっとその先には等しく死が待っているだろうけれど、それを恐れてはいない。
ところで第11話の扉絵は・・・・・・2本挿しだとぉ・・・?



狼の口3

何度も繰り返していますが、3巻の見所はスイス側の反逆です。
非道の代官・ヴォルフラムもこれは重く見ます。いつもどおり冷ややかな表情を変えませんが、ふしぶしで焦りを感じていることが伺えます。不敵な彼がいつもとは少し違う思考を巡らせる様子は、今回の襲撃が大きい意味を持つことの証明でもあります。
そして1巻からずっとこの重たい重たい物語を追ってきた身としては、まさに念願の展開。
人々が涙を溢れさせ、興奮して腕を突き上げて喜ぶ様子には胸があつくなるな!
しかし策士ヴォルフラムのことなので、このまますんなりヴォルフスムントを陥落させるようなマネはしないでしょう。彼がどんなアクションを見せるのか!続きが気になる・・・!

この作品はストレートに残酷な描写を描きますが、なんだか「こんなことされちゃってるよ?黙ったままでいいの?」と作者から煽りを受けてるような感じですね。まぁそんな軽薄なノリではありませんが、読者としてもすっかり物語にのめり込んで、戦う人々を応援したくなるのです。
古今東西、人間は復讐劇が大好きなんでしょう。それは心をひどく傷つけられますが、同時に強烈なカタルシスで心を高ぶらせてくれる。バチあたりですけども、でも気持ちいいのだから仕方ない。一度読んだら終わりが見えるまで読まざるを得ない!
問答無用に熱中させてくれる魅力がこの作品にはあるのです。
ついに揺らいだヴォルフラムの牙城。烈火のごとくゆけ!今こそ解放と復讐の時!!
今回の表紙は名もない兵士たち。そう、1人1人がこの戦いの主人公。

そういえばFellows15号に載った、本来の「第9話」が収録されていませんでしたね。
たしかに番外編的な内容でしたが、次の巻には収録されるでしょうか。

『狼の口 ヴォルフスムント』3巻 ・・・・・・・・・★★★★
1巻2巻とおあずけだった展開が、ついに!テンションあがりまくる中世浪漫第3巻!

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