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[漫画]波乱のコンクールが幕を開ける『四月は君の嘘』3巻

四月は君の嘘(3) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(3) (講談社コミックス月刊マガジン)
(2012/05/17)
新川 直司

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   次は――――お前の番だ 有馬公生

「四月は君の嘘」3巻が発売されました。
今勢いのある作品のうちの1つだと思っていますが、実際面白いんですよ本当に!
2巻は興奮がいけるところまで上り詰めたような、凄まじい熱気を帯びた展開でしたが、3巻は新たな目標に向けて練習を重ねていく内容となっていました。
その中でコンクールを盛り上げる新キャラの顔見せなども行われます。それ他にも大事件はなくとも細かく変化がやってきて、やはり見逃せない内容になっていると言えます。

輝きだした、かけがえのない春。 『四月は君の嘘』1巻
熱狂がぼくらの背中を押す『四月は君の嘘』2巻



●2人の新キャラ
かをりに背中を押されるように、再びピアノコンクールを目指す有馬公生。
ゆっくり穏やかに、しかし確実にピアノを取り戻していく公生くんです。
あれほどふさぎこんでいた彼ですが、しがらみもトラウマも何もかも吹き飛ばすくらい、かをりとの演奏が衝撃だったんだなあ。
彼の心に食らいついて離れない音楽。
演奏家が忘れられるわけがないんだ、あの興奮を、あの賞賛を。
そして公生のコンクール復帰を知り、高揚するピアニストも大勢。
かつては神童として名を馳せたあの公生が戻ってくるのだから、同年代のライバルたちも黙ってはいない。大人たちもざわめきだって、公生の存在感を改めて実感しますね。
けれど彼らの大半は公生の身になにが起こったのかなんて知らないわけで。
でも一度コンクールに出たら、過去を言い訳にすることなんでできません。
真正面から闘いの舞台に乗り込んだわけで、これは気になる展開ですよ。

そう、それで新キャラが登場するのですよ。
圧倒的な存在感を放った幼少のころの公生。彼にコンクール1位をかっさらわれ続け、けれど突然その背を見失い、いつかまた戦える日を夢見てピアノを弾き続けたヤツらが。
公生が突然表舞台から消えたあの日から、年経った。
彼の過去を知り、今を知らない彼らは血をたぎらせる。「やっとまた戦えるのだ」と。
1人は少年・相座武士。相当の実力者ながらもずっと1位を公生に奪われ続けた男。
もう1人は少女・井川絵見。ギラギラの闘争心を剥き出しにした女の子。
公生を「待っていた」2人のピアニストの登場は、物語を一掃熱くさせます。

四月3

井川さんはいい表情しますなー!この獰猛そうな笑みがいいですね!
相座は派手な見た目とは裏腹に、真摯でストイックな人格が3巻の時点で伺えます。



●かをりの存在感
新キャラも登場してテンション上がりますが、この巻の見所は、公生が静かに確実に自らを高めていく様子にあり。
2巻のようなド派手なイベントはないこの3巻。しかし着実に、次の絶頂みたいな興奮への足がかりを作っているような展開なのです。
そして再び歩き出した公生は、苦しみながらもまたピアノと向きあう。

公生をここまで突き動かした張本人、かをりは今回が今回も存在感を放ちます。
今回なんて演奏シーンなどの特別なシーンもなかったのに。
公生がいつもいつもかをりを見て、かをりのことを考えているもんだから、作品としても彼女の存在感がどんどん強まっているような気がします。
そんなかをりにまつわる、3巻で特に印象的なシーンがここ。

四月1

「ごめんね、ごめんね」と謝る。涙をこぼしてまで。
公生にピアノをもう一度ひけと、コンクールに出ろと公生を導いたのになぜ。
なんて思ったけどよく考えてみれば当然なものかも知れない。
彼女のせいで、公生はピアノで再び苦しむはめになった。それは同じ音楽家同士だから分かることかも知れない。こんな苦しい場所にまたしても連れてきてしまったのだ。それも公生の場合は単純な話ではない。乗り越えるべきものはとてつもなく巨大。
でもかをりは自分の行動を後悔してないはずなのだ。もう一度ひけと、公生を動かしたことは彼女が強く望んだことだから。でも涙をこぼしてしまう。
「何もかも乗り越えて、音楽を奏でろ」なんて、ある意味恐ろしく傲慢なことで。そんな無責任で残酷な自分をわかっているからこそ謝罪をする。本当は恨まれてるんじゃないかって不安になってしまう。音の高みを目指すことでしか幸せになれない音楽家の業の深さがかいま見える部分でもあるかも。
けど公生のピアノを聞くと、いつもすごくいい表情をするんだよね、この娘。
ああ、いいなぁかをりちゃん。素直で強い。でも脆くもある。

恋愛感情に限定せず、公生がかをりへの思いを強めていく(憧れや尊敬や)様子はこれでもかと強調されていきますが、瞬間的に爽快な気持ちにさせてくれる一瞬があったりします。
個人的にはコンクール前に緊張してフラフラになった公生にむけたこの一声。

四月2

「星は君の頭上に輝くよ」

その笑顔とその言葉は、読んでてなぜか自分も救われたような気持ちに。
だってねえ、もう、あなたが光ですよ。かをりちゃんが公生を照らす光。
このシーンの他にも、戸惑う公生の背中を支える力強い言葉をいつもくれるのだ。
オリジナリティのない自分の演奏に落ち込む公生に向けた「君はどうせ君だよ」の言葉にもグサーッと。「どうせ」の使い方がすごくいいんだ。どこか突っぱねるような、けど全部包み込むような包容力があってすごく暖か。
操り人形だとか機会だとか言われた過去。ピアノに自分もねりこんだオリジナリティある音楽への飛翔が、今後の目標の1つなんでしょう。その一端は見せていますが、まだ爆発はしてない。



その他きになった点など。
「私を見て」と嫉妬心をのぞかせる椿ちゃんも切なかったなぁ・・・今回。
音楽面だけでなく、淡い恋心が交差する多角関係も強い魅力を放っているのです。
青春の痛みとかままならない現実とかも描いてくるので、気持よくなるばかりの作品ではありません。けどそれがこの作品の力強くもどこか儚げな雰囲気を支えている。

そうそう、今回の全体的にモノローグがすごく染みた。
「四月は君の嘘」は全編すごく詩的な表現に彩られてる作品だと思います。
すっごく青臭くて、ダイレクトに痛みを飛ばしてくる感じ。
1巻の最初のころはそのポエミー全開モノローグが上滑りしてる気になったりもしましたが、しかし作品のテンションがガンガンに上がってきてる今、その詩的さは作品の確かな魅力になっていますね。読者の気分をゆさぶり高めてくれる。
こっ恥ずかしいくらいなんですけど、作品と合ってますね。

3巻はこんな感じで、相変わらず面白いですなー!2巻で沸騰しきったテンションを、熱いままにキープしつつ次の段階に進みだしています。どこまでいくのやら・・・!
公生復帰のコンクールはもう始まっています。こんな盛り上がる土台を用意されては、4巻の大盛上がりに期待するしかないでしょうが!4巻は9月発売!待ちきれない!

『四月は君の嘘』3巻 ・・・・・・・・・・★★★★
次の舞台へ、丁寧に盛り上げてきている第3巻。次の爆発への期待が止まらない・・・!

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