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正直どうでもいい

こんな名前ですが好きな漫画の感想をかくブログです

[小説]憧れだった君を許せない。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』5巻

まだ残りはありますが試験期間もひと段落しそう。とゆことでちまちま復帰。
ひとまずこれは早く書いておきたいという作品から。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)
(2012/07/18)
渡 航

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   きっと俺は、憧れていたのだ。

女の子はいないけどヒロインはいる・・・戸塚だ!彼のセクシーさが眩しい表紙の第5巻です。
なんかアニメ化しちゃうらしいじゃないですか!まぁ・・・結構前から喜びを隠しきれていない各方面の反応からなんとなくな想像はしていましたが・・・ともかくおめでとうございます。アニメも面白くなってくれることを期待。
最初手にとったときは「ちょっとうすい・・・」というホンの少しの残念感がありましたが、読んでみればもう。キレッキレじゃないですかわたりーん!!!!(4巻感想と同じ叫び)
ほあああああやっぱりおもしろすぎますね。素直に青春もラブコメもしてくれないんだけど、そんな回りくどさも含めてすごく好き。それでいてどんどんとこちらの心をいじめてくる。
ということでさくっと感想でも。ページ数は少なくても内容はまさにターニングポイント!

・・・の前にどうでもいい話。

俺の

ラノベで複数買いとか、初めてしました・・・。アニメイト版ととらのあな版。この5巻だと正確な出番は非常にすくない雪乃さんですが、さすがの存在感である。ただし胸部には存在感がない。



過去の感想記事。
青春とは嘘であり、悪である。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
優しい女の子は嫌いだ。 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』2巻
甘い青春には慣れない。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』3巻
かつて「彼ら」だったぼくらが出来ること 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』4巻

さってじゃあ5巻の感想へ。ネタバレ含むので注意。
通常版表紙に雪ノ下はおらず、カラー口絵はガハマさん無双が繰り広げられる。うん、ガハマさんかわゆいゆい(本人希望によるニックネーム)。
しかし我々の雪乃さんはいずこへいってしまったのか。「その夏休み。俺と雪ノ下雪乃が再び会うことは、なかった。」と切ない一節で終わった第4巻。本当に全然登場しなかったよガックシ・・・とはならなかった。
なぜなら出番はなくとも話の節々に雪ノ下の存在がチラついているから。雪ノ下の存在感を、彼女自身が不在であろうと認識させられる内容となっていました。

●雪ノ下の嘘
ことあるごとに雪ノ下をおもう八幡。ぼっちの極みを往く彼も、それだけ彼女のことを気にかけている。どんな意味の視線を雪ノ下に向けているのか・・・それが明かされたのが今回のポイント。
つまり雪ノ下は憧れだった。
それは恋としてのものではなく、もっとシンプルな、人間としての。
気高く孤独を貫く。媚びず揺るがず我が道をゆく。単純に、カッコよかった。
だからこそ雪ノ下を一目おいていたんだろう。憎まれ口を叩いても、今まで八幡は雪ノ下を心の底からけなす言葉を吐いてこなかったように思う。周囲の人間にあれだけシビアに評価を下してきた彼にとって、これはすごいことなのだ。
そんな雪ノ下という「幻想」から覚めてしまう。これにゾクッとした人はきっと多い。
彼女の姿を理想としていた。憧れていた。でも、それは勝手な思い込みだったと。
嫌悪するのは勝手な理想を押し付けていた自分自身。でもきっと彼の中で、雪ノ下という少女に向ける感情はいま大きく変化したのだろう。

ここで気になるのが「雪ノ下雪乃ですら嘘をつく」という一節。
彼女が嘘をついたことにより八幡は覚めてしまうわけだが、この嘘というのがなんなのか、5巻の時点では明かされていなかったように思う。(もしかして見落としがある・・・?)
彼女がついた嘘とはなんなんだろうか、ということをちょっと考えてみると、結構難しい。いろんな要素を総合しての「嘘」だと思うのだ。

例えば入学式の日にあった八幡の交通事故。この事故で実は奉仕部で集められる前から八幡、由比ガ浜、雪ノ下がこの一件でつながっていたことが明かされた。けれど八幡がそのことに気づく前から雪ノ下はそのことに気づいていたんだろうな。事件の直接の加害者ではないにしろ、その側にたつ人間として。
あと5巻222-223ページのやりとりとか。八幡と陽乃と会ったことに動揺し言葉を濁らせてるところなんて、八幡が理想とするところの雪ノ下の姿ではなかっただろう。
陽乃の口から語られる、彼女から見た雪ノ下雪乃も八幡にとっては苦々しいものがあったかもしれない。

ともかく「嘘」の正体は6巻で明かされることになるんじゃないかな。
ショッキングなラストだったけれど、「雪ノ下は嘘をついた」を決定的に断言できる要素はまだ自分としては見当たっていないんですよね。そこがモヤモヤするんですが・・・うまいことこの作品に乗せられてしまっているよなぁ。続きが読みたくて仕方ないんだ。
とは言え、アニメ化するのにすっごいシビアな展開をやらかす作品だ。そこが大好き。
主人公がヒロインに失望する。そんな自分に失望する主人公。いい展開来てるよ来てるよ!もどかしさで胸が詰まる!感情がこじれにこじれるほどこの作品は面白くなっていく。
5巻ラストの見開きイラスト、2人の目が死んでるのもねえ。一体どうなるんだよ・・・。
3巻まで由比ヶ浜モードでしたが4巻からは雪ノ下モード入ってますからね。楽しみ楽しみ。



●八幡の潔癖。
何に対しても強い人だと思っていた。けれどそうではないことを知った。
それが許せない・・・そんある種の心の狭さが、八幡という少年の特徴だろうな。
平塚先生が彼のことを「潔癖」と言っていたけど、それはもうまさしく。
汚い人間になりたくないと、1人でいる少年。潔癖と言わずなんといえる。
一般にいう「青春」を謳歌する若者たちに侮蔑の視線を向けるのも、ホントに心の底から楽しんでいるのかおまえら?」という疑心によるもので。ひねくれているけど、実にみにつまされる理論を持つ主人公で、俺は本当に八幡が大好きなんだ。
心の底から純粋に分かち合える誰かを、きっと求めているんだけど、かといって素直に友達探せるようなヤツでもないんだよな。探さなきゃできない友達なんていらないとか言うだろう。そういう打算的なものもとっぱらって上で親友になれるヤツがいれば。
その近いところまで来ていたのが雪ノ下だったんだろうけれど・・・ああもう、本当にうまくいかない作品だよこれは。恋愛においても友達づきあいにしても、肝心なところで真っ当な言い訳してヘタレやがるからさー!もっと踏み込めよ!いやここで一気に踏み込むようだったら八幡さんじゃないな。
ともかく、この5巻も八幡らしさは十分に詰まっていました。
やっぱこの作品は八幡あってこそだよな。本当にいい主人公だ。コイツだからこの作品もこんなに面白いんだろうと思う。



あとは感じたことをつらつらと雑記調に。
みょうなキャラクターがいろいろ登場する本作でも、一際怖いのが陽乃さん。
この5巻ではこれまで以上に彼女と接触するシーンがあり、改めてコイツは一筋縄ではいかないなという認識を強める感じに。陽乃さんよりまだ登場してない母親もヤバそうという・・・雪ノ下家の女みんな強すぎワロタ。子煩悩のゆきのんパパが唯一の癒しと言わざるを得ない。

川崎さんは再登場してくれるとは思わなかったな。ガガガ公式で5巻の情報が出たとき、キャラ紹介に川崎さんが出てきて「なんかの間違いだろこれ」と思ってたけど本当に再登場。
あいかわらずそっけないんだけど、微妙にフラグ立てちゃったりして美味しいキャラだなぁ。
メインキャラではないけど、やっぱ好きなキャラだ。

ガハマさんかわいかったなー。夏祭りの帰りでのやりとりは心臓をズクズクさせた。
平塚先生のラーメン通ぶりも笑った。先生1人で生きていけ。でもなんか先生に対しては哀れみからか八幡の心が揺らいでるっぽいのも面白いwネタだろうけどさ!
あと今回の挿絵は妙に力入ってるように感じました。見開きとか143ページの小町とのイラストとかたまらんすな。わたりんがぽんかん⑧神って呼んでるしいつのまにか俺もぽんかん⑧神と呼んでる。

しっかしアニメでどうなるもんでしょうね。設定だけ見れば最近よくみかける「残念系」ラブコメラノベの一種なんだけど、アニメにして受けるかと言われれば・・・今回の展開を見ても、全体的に殺伐としすぎてて甘さ控えめにもほどがある。MAXコーヒーの甘さを見習えよ。でもこの苦味が好きなのです。
素直にラブコメしてくれないしなぁ。あと八幡の独白が面白いのでそれがカットされると辛い。まぁアニメはアニメ、原作は原作。原作通りじゃなくても面白ければいいや。
わたりんがお仕事のしすぎて死なないよう祈りつつ、早いとこ6巻が読めることを期待。
5巻も面白かった!

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「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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