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きっと今は自由に、空も 『魔女くんと私』

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縞あさと

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   これって 魔法のせいじゃないのかな

警戒心のつよい怯えた小動物を、デレッデレになるまで、なつかせたい

一発目から欲望ダダ漏れになりましたが「魔女くんと私」の感想です。
縞あさと先生の初コミックスにして初連載作。いきなりハイレベルなデビュー作。
これがですね・・・めっちゃ破壊力強くて、ちょっとヨロメキましたよね・・・
ファンタジー要素もある青春ラブストーリー。さくっと読めてオススメです。



主人公の女子高生・凪のクラスに、とある少年が転入してきました。
真白というその男の子は実は魔法のちからを秘めた、魔女の一族。
男でありながら「魔女」と呼ばれる彼にはしかし、重大な秘密があります。

男の魔女は単体では魔法が扱えない。
魔力の源は女にあり、男の魔女は、女に接触した状態でないと魔法を使えないのだ。
にも関わらず。男の魔女になったばかりに散々な扱いを受け続け、
真白くんは女子アレルギーとなってしまったのだ・・・!

というわけで真白くんがめっちゃかわいい。ハイ。
そもそも人見知りというか積極的に人と関わろうとしない消極的なヤツなのに、加えて女子が苦手なせいで勘違いされまくる。
じっさい女子を避けるようになった致命的な理由も明かされるんだけど、
「苦労してきたんだろうなあ」と一発で伝わる"目つき"をしている。
すさんでいて、人に怯えた、まるで捨て犬のような。

そんな彼に興味を持つ主人公、凪。
最初こそ衝突をするも、徐々にいっしょにいる時間も増えていく凪と真白。
この凪がいいキャラをしているんですよ、真白をいい意味でコントロールする存在で、真白くんの持つ対人距離のテリトリーにズケズケに入り込み、引きずり出す。
ちょっとSッ気もあるのもかわいい。
イタズラをしたくなっちゃったときの彼女のすこし妖しい表情にゾクゾクします。

そんなわけで、2人の空気感がバツグンに好きになってしまったのです。
凪ちゃんが真白くんをムリヤリ可愛がる感じとか、
最初は怯えていた真白くんが少しずつ心を開いてゆく感じとか、もう。



設定も上手にボーイ・ミーツ・ガールの高揚感を手助けしてくれる。
女子アレルギーの男の子が、女子に触れたときだけ、魔法を使える。
そんな葛藤が滲む設定に、彼らの感情の変化も合わさって
後半はニヤニヤがとまらねぇ事にやっていく訳ですよ。

魔女くん1

触れたくないけど、触れたい。

「異性に触れる」という思春期の、10代の、圧倒的な憧れを
それこそ本当に「魔法」に直結させる、このダイナミックな舞台がたまらん!
どんどんと真白くんも凪ちゃんも、表情に熱を帯びていくんですよ。
魔法というファンタジーな要素があっても、誰かを手つなぐことで心がときめいてしまうような、ありふれた、少年と少女の初恋の物語なんです。

魔法で起こせる事象は、真白くん自身の精神状況も多いに影響するという、
その前提を踏まえると、彼の放つ魔法の特性の変化や、それが使用された場面との噛み合わせすべてがメッセージを含んでいてタイヘンに良い(良い)(良い)。
これは真白くんの成長の物語でもあって、彼が凪という少女に受け入れてもらったことで、すこしずつ癒やされていく。ついでに懐いていってしまう。かわいいなあ、かわいいなコイツめ・・・!!
ときおり、彼が「男の子」としてムキになっちゃう時があって
思春期男子の図鑑の説明通りな行動をしてくれるので、
「意識しすぎィ!!」ともうこっちは爆笑モンなんだよな。

絵のタッチも、眩しさでかすむような、柔らかく切ない感触。
作品の魅力のおおきなポイントとして、作画の素晴らしさというのが間違いなくありますよ。見た瞬間に「好き」ってなるもんな。はかなげで甘酸っぱい。柑橘系の匂いがコミックスに刷り込まれんじゃねえのか。尊い・・・。
描き下ろしの初雪のエピソードとかその最たるもので、あまりにもエモすぎて一旦正座して読んだぞ。


気になった箇所は、本当に細かいところで本編ではないんですけど、
オビに「いじめたい系赤面男子!!」って書いてあるんですよ。
真白くんの魅力を閉じ込めたひじょうに分かりやすいテキストだと思うんですけれど、「いじめたい」という言葉はちょいと強すぎる気がして。本編で言ってないし。
というか途中で魔女への迫害・差別意識といったややシリアスな要素も顔を出す作品で、実際に真白くんもそういった目に合ってきたであろうキャラクタなのに
堂々と「いじめたい系赤面男子」と言い放つのは些か無神経でなかろうか。
まあそんな事を気にする俺もちっちゃいなと思いますが・・・

個人的には本当に大好きで、応援したい。これで終わってほしくないなぁ。
ぜひ続編を出してほしいですね。「男の魔女」という設定で学園で恋愛してくれるの、美味しすぎてもっともっと寄越せという気持ちでいっぱいです。
「魔女くんと私」シリーズではなくても、今後も追っていきたい作家さん。
いい新人さんが出てきてくれた。こういう、ピタッとくる作家さんが新しく出て来るとワクワクしてしまいます。次のコミックス待ってます。

『魔女くんと私』 ・・・・・・・・・★★★★
眩しいボーイミーツガール全1巻(今のところ)。男子がかわいい少女漫画はいい漫画だ。

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漫画と邦ロックとゲーム。
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