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正直どうでもいい

こんな名前ですが好きな漫画の感想をかくブログです

[本]今、激流の果てに。世界に羽ばたくスゴイオンガク! 『爆麗音』7巻

爆麗音-バクレオン- 7 (ヤングジャンプコミックス)爆麗音-バクレオン- 7 (ヤングジャンプコミックス)
(2010/11/19)
山田 秋太郎

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   音楽は凄い力を持っている!それだけは信じられるのさ!

どうせなら音楽漫画3連続で、というどうでもいいことを考えつつ今日の更新。
先日発売されたこの7巻でついに完結を迎えた「爆麗音」です。
途中から掲載誌が変わってしまって雑誌では追っていなかったので、今回で終了ということを直前まで知らず、ちょっとビックリ。この作品をどうまとめるのかと・・・。
心配しながら読んだわけですが、相変わらずでしたねこの作品は。
というわけで「爆麗音」最終巻について。



ついに誕生した歩夢のバンド、爆麗音。
ライブを控え、メンバーそれぞれが楽曲製作に取り掛かる中
理香子の誘いで訪れた御枷園家で、彼は音無家の人間としてある使命を託される。
理香子の祖父がこの世に残した7つの世界的難曲集「OP.7」。
彼に託された使命は、御枷園家の人間のみが世界初公演を許されるそれの、唯一未発表のままにして最終最大の超難曲「OP.7 ピアノソナタ“零”」を、この世に解き放つこと。
その大きな役割に内心慄きながらも、歩夢は自分なりの表現を模索していく。
そして閃いた、驚くべきその手法。
「OP.7 ピアノソナタ“零”」はもちろんピアノで演奏するもののはず。
しかし彼はそれを―――

20101123221132.jpg

バンドでこの世に解き放つ!
迫るデモンズライブ、課せられた使命・・・プレッシャーはあり得ないほど大きい。
しかし歩夢は、それらにまっすぐ突き進んでいきます。



という感じでちょーっと唐突にまとめに入りだした本作。
まぁこの作品の序盤から長々引っ張ってきた「OP.7 ピアノソナタ“零”」の話題が
やっとこさ物語の表舞台に現れたということで、その高揚感はあります。
バンドとしての結束がどんどん強まってゆく日々の様子も微笑ましい。
加えて、明らかにラストを見据えての展開に入ってきているため
(作中における最後の)ライブでのカタルシスに向けて、がっしりと足元を固めていく流れは
読んでいて期待感煽られまくりで、テンションあげて一気に読み進められました。
この点は、終始この作品の最大の魅力で在り続けたなと思います。
「爆麗音」はとにかく段階的な作中の興奮が分かりやすい。
じわりじわり、しかし時に噴き出すように一気に熱量が増していく。
そして興奮が頂点に達した時の、涙が出そうな恍惚感。
着実に目指していっているような、丁寧が漫画の構成をしていると感じます。
だからもうちょっと物語も丁寧に・・・というのもまた感じてしまう作品であったのですが。
本当に、音楽漫画としての魅力は凄かったのです。

いやしかし、最終巻と言うことで、ライブは凄まじい迫力でしたね。
演奏者が、観客が、会場全体が1つになっている。それ全てが1つの音楽のように。
もちろん演奏者が熱いのは当然と言えば当然なんですが
この作品は観客も熱い熱い。みんな暴動寸前の大暴れ。涙流して狂喜乱舞。
画面いっぱいから歓喜と興奮が溢れだしている。

20101123232907.jpg

最ッ高に楽しそうなんだよな、この漫画の観客は。
漫画としても、読者としては主人公に感情移入しがちですけれど
自分はこの漫画において、客席にいることをイメージにライブシーンを読むことが多い。
無茶苦茶に楽しそうな観客たちを見ると、どうしても思ってしまうよなぁ。
自分もそこに居たいって。
そう思わせてくれるこの作品が、自分が最後まで好きでした。

もちろん歩夢の成長・覚醒にはいつも胸を熱くさせられました。
大舞台に立ち、観客から期待のまなざしで見上げられる彼を1巻時想像できただろうか。
単純に感動してしまったりする。なんだよーカッコよくなりやがって。
期待感を煽りまくって、いつもそれを上回る興奮をもたらして来た歩夢。
彼がこの漫画の読者に届ける最後のライブが、いよいよ始まる。

20101123221056.jpg (クリック拡大)

嵐の前の静寂。
脳が痺れそうな興奮が、もうすぐやってくる。



ではここからネタバレ踏まえた感想とかまとめとか。
最後まで読んで、やっぱり少し消化不良になっちゃったなと思いました。
しかしなにしろ登場人物が非常に多く、それぞれが複雑に絡み合っている作品で
作中目立っていたいざこざはある程度解消させたものの、細かな人間関係の問題などの意味ありげな伏線ともとれた部分の全てを上手くほぐすことはできていないなぁと。
ガンディーニ家の息子達との亀裂、音無家の娘と娘の不仲、梨々子・奈々絵の関係・・・
それと顕君はもうちょっとなんとかならなかったのかーとか。
他にも探せば未解決部分はたくさん出てきそう。
まぁ話を妙に壮大にさせすぎてるのは序盤から感じていたことではあるけれど
そういう所もこの作品の好きな部分でもあった。最後はちゃんとまとめて欲しかったけどw

ラスト、理香子の手が彼女のお腹に添えられたカットで終わるのだけれど
これは、演奏を終えて西洋風の礼をする時の腕を配置を意識しているようにも思えてオシャレ。(読んでくれてありがとうございました、メッセージでしょうね)
それとまぁ深読みっぽいけれど、お腹に新たな生命を宿してるようにも見える。
孕ませよう云々考えてた化け物じーちゃんは今回で渇望を晴らしたわけだし
このラストシーンでそんな黒い意図は流石にないだろうと思うから・・・妄想乙!

いやはや、最初から最後までおかしなスケールの音楽漫画でした。
何度も熱くなりました。足が震えるほどの興奮は、滅多に味わえないです。
ツッコミ所もありますが、歩夢の生きる道はしっかり提示され、かつこの作品らしいどこかぶっ飛んだラストでニヤニヤすることができました。
終始圧倒的熱量を感じる作品でした。なかなかに思い入れ深い作品です。

20101123221115.jpg

超音楽伝説 爆麗音 完了。

『爆麗音』7巻 ・・・・・・・・・★★★☆
完結しました爆麗音。なんといってもテンションあがる漫画でした、お疲れさまでした。

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