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正直どうでもいい

こんな名前ですが好きな漫画の感想をかくブログです

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[漫画]あなたの尾ビレが見たいのです!『深海魚のアンコさん』1巻

深海魚のアンコさん(1) (メテオCOMICS)深海魚のアンコさん(1) (メテオCOMICS)
(2013/09/12)
犬犬

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   サイズが小さくてかわいい!チカチカ光るのがかわいい!あと…尾ビレもかわいい!!

いまは艦これにドップリなわけですが、擬人化といえばこの「深海魚のアンコさん」も面白い。
お気に入りのほのぼのコメディです。業界騒然ならぬ『魚界騒然!』とのことw
タイトルから察せるとおり、本作は魚類の擬人化モノ。
普通の人間にまじって人魚たちが学校生活をおくっている、学園コメディです。
魚類擬人化…というか人魚は今年アニメ化されたものもありましたし完全な目新しさはありませんが、それぞれの個性がはっきり現れたキャラクターたちの日常風景はとても和みますね…。
人間化したキャラクターに元ネタの特徴をどれほど反映し落としこむかが擬人化の面白さであり見どころ。まったりとしながらも賑やかな日々は、なかなかに濃ゆくて楽しい。
あとあれですね。女の子かわいい。大事です。女の子がかわいいのです!
WEBでやってる漫画なので試し読み可能です。



基本的に一話ごとにゲストキャラが登場し、その人を軸に展開していきます。
主人公はアンコさん。チョウチンアンコウの人魚です。
それから人魚好きな人間の女の子・若狭さん。アンコさんをライバル視している闘魚(ベタ)の人魚・トウナさん。だいたいこの3人がメインキャラかな。

人魚と人間がいっしょに暮らしている学校が舞台なだけあって
異文化コミュニケーションの面白さがあります。
それは人間⇔人魚もありますし、人魚間でも言えることです。
おそらく常識レベルでしか魚のことは知らないのでトリビア的知識が増えるw
「この娘はこういう特徴があるんだな~」とかふむふむのんびり読んでると
いつのまにやら、その娘のかわいさ(&いやらしさ…?)に絡め取られている。
人魚たちの体質は妙にマニアックで、心の奥底がザワザワするんですよ…!!

アンコさん2

ウナギの人魚、うなちゃんは緊張するとヌルヌルした液が出ちゃう。

アンコさん1

ミルクもでちゃう。

ひじょーに申し訳ないんですが、お下品な妄想をしてしまいますよね…(笑顔)
ファンタジーな生物との性行為はどういう風なんだろうかと考えてしまうのはよくあること。「モンスター娘のいる日常」とか、読みながら滅茶苦茶ワクワクしますよね…。
他にも1巻だとフグ、マンボウ、ホホジロザメといった有名ドコロから、そんなのもいるんだ…?な人魚たちも登場。

個人的にイチオシな女の子は、やはり主人公のアンコさんかな。
けっして優れた娘じゃありません。むしろ若干ポンコツな感じが…。
彼女は本当に恥ずかしがり屋で、コンプレックスも持っている様子。
「自分の尾ビレはかわいくない」って、見られることを嫌がって、見られたら泣き出してしまう…。そんな弱虫なアンコさん…かわいすぎるな…ッ!!

人魚が本来の下半身にもどるシーンは全部好きですねぇ。個性があって。
アンコさんの尾ビレなんか、最初みたときは一瞬「ぐ、グロい…!」と思いました。
こんなにかわいい女の子の、人には見せたくない下半身…!
ということで、なんだか見てはいけないものを見たかのようなトキメキと興奮があったことは間違いない…!
でもそれは初見のインパクトがあったからで、慣れるとこの尾ビレこそが最高に可愛かったりするのである!ベタのようなヒラヒラ綺羅びやかな体ではないけれど、なんだかとても愛おしいですよ!
アンコさんが恥ずかしがりながら見せてくれる下半身をもっと拝みたいのです!

深海魚のアンコさん4

なんか尾ビレって言葉がエロく思えてきたな…。尾…。ビレ…。ビレ……。
ほかにも、産卵をオープンな話題にすることに抵抗は強いようです。
卵のネタはもっと膨らませて欲しいんですけど、やりすぎると作風が崩れてしまうか…。
やはりこの作品には、ほのぼのとしている中にマニアックな要素を忍ばせ、理由もわからずなぜか興奮してしまう…みたいな今の適度なエロスがいい塩梅。

アンコさん3

妄想が膨らみまくる産卵ネタ。



そんな「深海魚のアンコさん」1巻でした。かわいいお魚さんがいっぱいでてくるほのぼのコメディ。絵柄もすっきり可愛らしくて好感度高い!
その中で、妙にマニアックなネタがキラリと光っています。
おかしな属性を読み手に植えつけかねない、危なさもあるかもしれないw
アンコウのオスとメスの「融合」のネタは、自分の中で新しいトビラが開きかけた。

アンコさんはなんのカリスマもない女の子なんですが、不思議とほかの人を呼び寄せてしまいますよね。そこはさすがアンコウというべきか。主人公をアンコウにしたのは結構上手い気がする。
カリスマはなくとも不思議と居心地がいいような、そんな空間を作ってくれる娘なのかもしれませんね。
でも彼女自信はけして社交的で活発というわけではない。
だからこそか、学校生活の中でいろんな人たちと接することで、彼女の世界も広がっていっているのを感じます。
これから続いていく間に新しいキャラクターも大勢出てくるとは思います。それも楽しみにしつつ、現時点でも魅力的な女の子たちが揃っているので、掘り下げたエピソードも見てみたいですねぇ。

『深海魚のアンコさん』1巻 ・・・・・・・・・★★★★
ほのぼのキュートでときどきマニアックなエロス。キャラも可愛いしツボですね。

[漫画]星がつなぐ、光が刻む、ふたりの宇宙。『スピカ The twin STARS of ”きみのカケラ”』

スピカ The twin STARS of ”きみのカケラ” (少年サンデーコミックススペシャル)スピカ The twin STARS of ”きみのカケラ” (少年サンデーコミックススペシャル)
(2013/08/16)
高橋 しん

商品詳細を見る

   あの日においてきた、幼い私達の、小さな星。

定期的に高橋しん成分を摂取しないとつらい体です。
高橋しんさんの新作コミックス「スピカ the twin STARS of “きみのカケラ”」が発売されたので感想を。
今回も装丁が素晴らしいです。さわってみるとわかりますが、散らばった光に指で触れられる美しいデザインとなっています。
ちょっと値が張るコミックスですが、この装丁の質もそうだし、中もカラーページ豊富だし、不満はありませんね。

本作は前に少年サンデーに連載されたファンタジー漫画「きみのカケラ」の双子のようなポジションとのこと。
テーマ的に連なる部分も多く、きみのカケラを知っているとニヤッとできる小ネタが。
とは言え完全に独立した作品集なので、知らない人でも全然大丈夫。
「きみのカケラ」の双子であることに加えて、星をめぐる2つの物語を収めた作品でもあります。そういう意味でも双子ってことですね。ツインスターズ。

高橋しん先生の過去の単行本の感想とか↓
夢見た世界で、永遠の太陽は輝く。『きみのカケラ』9巻
あの夏のヒミツ、おぼえていますか? 『SEASONS~なつのひかりの~』
喋れない少女とエスパー少年『雪にツバサ』1巻
終末のそばに儚い日常はある。『花と奥たん』2巻



ふたつの作品を個別に。

スピカ-ふたりの銀のつばさ-

これは明らかに「きみのカケラ」の世界を引き継いだ、あれから遠い未来のお話。あのぬいぐるみキャラもいたり…。
でも世界の雰囲気なんかはガラリと変わっていて、まったく新しいものとして楽しめる。「きみのカケラ」を読んでいたら、この暖かくなったこの世界の風景を見てにっこりできます。
加えてネタバレになりそうですが、展開も…。

この星に宇宙燈台が輝いていたのも今は昔。灯を失ってしまった星と鍛冶屋の少女。そんな彼女の前に落っこちてきた、どこかの宇宙で戦争をやっているらしいロボットの少年兵。
人間の少女と機械兵の少年。そんなボーイミーツガールは、星の希望を照らしだすまで話のスケールを膨らませます。
必死にそれぞれの目指すものに手を伸ばす。美しいものを求める。
苦しい境遇に立たされる二人の主人公ですが、その運命の中で奮闘する姿がなんとも健気であり、幸福を願わざるをえない。

個人的に名シーンだと思ったのが、女の子がボロボロ涙をこぼして料理をムシャムシャ食べる場面。
家族のぬくもりに飢えていた少女の感動が全開になってますね。なんて高揚感のある食事だろうか…!
高橋しん先生は近年食事シーンに気合が入っていますね。人の繋がりや生命の営みとしての食事って側面を強調する描き方をしていて好きですねえ。

面白いのがこれは意図的に、少年と少女の名前が出てこないこと。
お伽話に出てくる人物には名前が無いことも多いですよね。動物の名前そのままだったり、またはたんに男の子とか、女の子とか。名前が出てこないのはそういう意味なのかもしれない。
きっとこのお話は、後のこの世界に残るお伽話のようなものになる。
または二人はスピカになったからって事なのかもしれない。
真っ暗な場所にでも寄り添って離れない、春に見える2つ星。
白くく青く濃い光が降り注ぐラストシーンの感慨深さは、やはり好いものです。

●スピカ-放課後のちいさな星-

いいねぇ!なんとも言えない、切ない匂いと透き通った空気を感じる青春…!
なんだか久しぶりな気がする。ありふれた高校生たちの疾走感のある青い漫画。
高橋しん先生的にはだいぶ平和な作品だったと思うけど、こういうの最近少ない気がするんだよな。
部活の約束をすっぽかして、女の子と男の子がふたりで思い出の場所を目指す。
そこで星を見ようと、バカみたいに心を高揚させて、果てに向かう。
見えないものを見ようとして!望遠鏡を覗きこんだ!!

ワクワクして切なくなって、懐かしさすらもやってくる。
短編としてのまとまりの良さといいテーマといい、とても完成度の高い作品だったと思います。
澄んだ夜空を眺める。その時間に余計な言葉は野暮だよねって感じでもう、甘酸っぱさがガッツリ心に染み渡りますよ…。
「ばかだね。お前。女の話はただうなづいて聞くもんだ。」
とかいちいちいい雰囲気にいい言葉が飛び出すんですよ。カラーページの使い方も豪華。カラーを有意義に感じられるという意味で過去の高橋しん作品でもトップクラスなのでは。
黒い暗い、遠くの宇宙に、いろんな色の星が美しく散らばっている絵は、カラーで見れなきゃ損でしたよ。

青春の香りを色濃く感じられる物語には、青春らしい喪失感と傷が織り込まれています。
それはもう、がむしゃらに闇雲に、不安を振り解くために、少女は星を見つけようとする。
でも星はいつでも見れるわけない。時間はもちろん、季節が重要になる。
どんなに欲しがっても、大切なものがいつでも見つけられるわけではない。
天体観測が少年の少女のドラマにシンクロしており、これもお見事。
そしてなんといってもモチーフが「スピカ」って所で〆もバッチリなのです。

本当にそのまますぎるけど、BUMPの天体観測流しながら読むと、胸キュン指数がさらに上がるよ!
個人的にこれ、新海監督に30分くらいで映像化して欲しいんですけど。うん、キラキラ着色系作家繋がりで発想が安直です。
あと小ネタでしょうけど、冒頭のカラーページの制服の冬服、これって最終兵器彼女の制服と一緒じゃないですか!アホ!



そんな「スピカ the twin STARS of “きみのカケラ”」でした。
スピカ2作に加え、単行本のラストにはあの有名な宮沢賢治の童話をリミックスした感じの漫画も収録されており、これも良い。これは「きみのカケラ」最終巻のあとがきにあったものですね。
基本的に高橋しん先生の作品は健気キャラが最強なんですけど、今回の作品はそれがなんらブレないまま爽快さとなって読者に届けられている感じがします。
なにげにクセの強い作家さんだと思うんですけれど、これは読みやすいな。
入門の一冊としてもいいかもしれない。

一冊トータルで、宇宙への憧れがパッケージされている気がします。
星空を見上げるときの、あの寂しかったり清らかだったり熱くなったり怖くなったりするフワフワした感覚が詰まっていて、とても気持よく感情を揺さぶられる。
恋愛よりいっぽ手前の、でも恋に勝るとも劣らない、遠い祈りの関係。
もどかしいですが、この距離感がいい!
発売されたタイミングも完璧でした。
夏に読みたい、爽やかなときめきをくれる作品集。

『スピカ the twin STARS of “きみのカケラ”』 ・・・・・・・・・★★★★☆
「どうかあなたに」と祈る人たちのまっすぐさ、心をキラキラに澄んだ状態にしてもらえます。
ところでそろそろ最終兵器彼女の文庫版とか新装版とか出ませんかね?

[漫画]世界は悩み、戦い、走りつづける。『新装版 真・女神転生デビルチルドレン』3巻

新装版 真・女神転生 デビルチルドレン(3)<完> (KCデラックス)新装版 真・女神転生 デビルチルドレン(3)<完> (KCデラックス)
(2013/07/23)
藤異 秀明

商品詳細を見る

   子供達の未来に安らぎと 幸せがありますように――― 

お前が表紙かよ!!って当時の読者はみんな思ったと思う。
「新装版 真・女神転生デビルチルドレン」完結となる第3巻の感想です。
3ヶ月連続で発売されてきた新装版もいよいよラスト。

表紙はアゼル様。エレジーの父親にして刹那の叔父。ラスボスです。
「最終巻は誰が表紙かなー。刹那・未来はもう出たし、エレジーが最有力か。もしくはゼットくんで仲良し小学生3人組揃い踏みな感じで。パートナーも考えるとクール&ベールのペア表紙とかも良さそう」
などと想像を膨らましておりましたが、アゼルお父様が表紙を持っていくとは一切予想をしてなかった。ネットで最初に書影をチェックした時は思わず爆笑してしまったよww
いやしかし、めちゃくちゃカッコイイじゃないですか!
禍々しい迫力にゾクゾクくる。児童漫画の皮をかぶることすらしない潔さが眩しい!さすがはデビチル漫画版!

世界を救うハードボイルド小学生漫画、復活ッ!『新装版 真・女神転生 デビルチルドレン』1巻
この血塗れた手は、世界を変える覚悟だ。『新装版 真・女神転生デビルチルドレン』2巻

3巻はまるっと最終章です。白熱のラスボス戦と、彼らのその先。



ついに顔を合わせた刹那、未来、ゼットの3人。
原宿小学校の仲良し3人組。何も知らなかったころ一緒にいた、2人のデビルチルドレンと、1人の巨大な不確定要素。
物語は一気にラストへと駆け上っていく。愛と世界を賭けた最終決戦!

デビチル31

一気に全員が覚醒を果たすこの見開き、何度見てもカッコイイ…!

このラストバトル付近の展開は、とてもストレートな印象を受けます。
目の前の運命に翻弄され続けた彼らが、ようやく特定の「相手」を見つけたからかな。
特に刹那に関しては、この決戦中、とても冷静に見えます。
相変わらずその戦いには傷を伴う。それでも旧来の友をそばに置くことで、なんとなく刹那の孤独が自然に晴れているような。
これまではヒリつくように冷たい心の痛みにふるえているような、人を寄せ付けない部分もあった少年だったと思います。
しかしラストバトルでの数少ない味方が、刹那が全幅の信頼を寄せるメンバーであることは、戦いの中ですら彼に安らぎを与えているように思います。
もう殺意で暴走したりしない。
一度、アゼルにブチ切れましたが、それを押さえ込んだ未来は流石。
なんだかんだで刹那は1人じゃだめな子だと思う。子供だし当然ではあるんだけれど…。
強大な敵を前にした危機的状況ですが、刹那は過去最高に安定しています。目標と信条がぴったり合わさっている。揺るぎない。
初期のころのキレッキレ刹那さんも格好良いですが、あまりにも子供が重たい運命を背負わされていたなぁ。そういう意味でこの最終決戦…特に言及はありませんが刹那の描かれ方にもラストバトルの風格を漂わせています。

見逃せないのがエレジーとアゼル、憎しみ合った親と娘の物語。
ラストバトルはエレジーにとって親殺しにあたる。当然そこに痛みや葛藤があって、ところどころにズキズキくる描写があります。
愛されたい娘と、彼女にある善の力を恐れた父親。
アゼルは全体的に見ても幼稚というか大人げない人物像に見えます。
「私とちゃんと向き合ってよッ!!臆病者!!!」
悲痛な娘の叫びにまったく耳を傾けない父。
結局最後まで、父と娘は分かり合えないままでした。世界の再生は叶えられたものの、その裏にあったエレジーの想いは、果たされぬまま…。
だからこそ過去に区切りをつけて、エレジーは未来にいけるのだろうけれど
こういう親子を見ると、児童漫画としては意外な要素放り込んでるなと改めて思います。
まぁこの作品の「親」というのは、たいがいヒドイ運命をたどっている気がしますが…。

死を踏み越えて未来に進む。そのテーマはやはり一貫している。
たとえ大切な人を失っても。たとえ自分のエゴのために誰かの命を奪っても。
改善懲悪なストーリーラインにはなっているのですが、節々に読者に正義とは何だという疑問符を投げかける内容になっている。
殺したところで晴れやかな気持ちになるようなシーンもなく、やはり「死」と真摯に向き合った作品だと思いす。


エピローグは駆け足感満載ではありますが、すっきりしますね。
刹那の顔には刻まれた傷跡。きっといつまでも消えないその傷に、それを背負って生きていく刹那のこれからの人生に思い馳せる。いつまでも闘いながら未来へ駆けていく。
「絶望しない」という最後の言葉にグッと来るのは、この作品ならではの感動だと思う。



さてこっからは描きおろし漫画の話だー!
今回の新装版シリーズ1番の目玉、藤異秀明先生のかきおろしデビチル!
連載終了から10年経って、また新しいデビチル漫画が読めるとは。
この描きおろし漫画に浮き足立った当時の読者も多いはず。

内容は、旧単行本でいうと1巻と2巻の間。新装版で言うと1巻第5話の後。
未来を失い、完全に暗黒面に落っこちたやさぐれモード刹那さん。
作中もっともキレていた頃の刹那さんなので、そりゃもういろいろヤッています。

デビチル32

オイオイおいおいグロッグロじゃねーか!
憂さ晴らしをするように敵を虐殺。これでも小学5年生の男の子です…。
乾ききった刹那の心を表すように、戦いが戦いを呼ぶ荒んだ世界観がまさにデビチル!
ある意味で、この作品らしい要素をきっちり抽出した特別編ですね。
研ぎ澄まされた殺意と、自分の中で暴れる焦燥、狂気…。

読者に鮮烈な印象をのこしたであろうサンドランド編の前日譚として
目覚める未来、暗躍するゼット、動き始めるエレジー一行、闇を深める刹那…と
メインメンバー揃い踏みで、新しい彼らを見れて大変嬉しいです。
当時の連載中にもどんどん絵柄が変わっていった藤異秀明先生なので
この描きおろしページだけまるで絵が違うのもまた一興というヤツですw
あと小学5年の女の子にして未来ちゃんはおっぱいが大きすぎると思います!

当時のアシスタント、木下エースケ氏によるオマケ漫画は
全撮影を終えて打ち上げムードな役者たちの一幕…という、オマケ漫画らしい構成w こういう遊びゴコロは大好き。
エレジーが素だとこういう引っ込み思案で照れ屋な女の子、っていうのはいい舞台裏設定w
これまでの登場キャラクターほぼ全員が登場して、いっそうお祭り感を強めてくれる。このオマケ漫画は幸せすぎる…!

デビチル33



そんなデビチル新装版3巻でした。
これまでの感想でも書いて来ましたが、この作品は本当に思い入れがある。
漫画を読んで格好良さに震えた経験は、この作品が初めてでした。
ハードなバトルにシナリオ…何度もゾクゾクさせてもらえた。
幼少の思い出とともに、懐かしさを伴って思い出される作品のひとつでしたが、こんなにカッコいい新装版になって生まれ変わってくれて最高の気分。
二十歳をこえてじっくり読み返すと、また味わいが違って面白いです。
子供のころ読んでいた作品が文庫化や新装版化すると、ときの流れを意識せざるを得ない、複雑な悲しさも味わいもしますが…!

ともかく自分にとってのトラウマ兼金字塔的な作品であり
せっかく新装版として出たので多くの人に読んで貰いたいなとおもう次第。
描きおろし漫画も素晴らしいので、当時好きだった人も要チェックですよ。

『新装版 真・女神転生デビルチルドレン』3巻 ・・・・・・・・・・★★★★☆
思い出いっぱいな作品。描きおろしも満足。いまでも少年心をくすぐる作品だ。

[漫画]この血塗れた手は、世界を変える覚悟だ。『新装版 真・女神転生デビルチルドレン』2巻

新装版 真・女神転生 デビルチルドレン(2) (KCデラックス)新装版 真・女神転生 デビルチルドレン(2) (KCデラックス)
(2013/06/21)
藤異 秀明

商品詳細を見る

   弱い 無力すぎるよ 何かを変えるだけの知恵もない

未来キーック!「新装版 真・女神転生デビルチルドレン」2巻の感想。
10年以上前にコミックボンボンで連載され、幼年誌らしからぬバイオレンスっぷりに当時の少年たちの度肝を抜き、またトラウマを植え付けたりもした、あの傑作の新装版でございます。
昔この作品ほんとハマってたんすよ~っていう話は前回したので省略。

前巻
世界を救うハードボイルド小学生漫画、復活ッ!『新装版 真・女神転生 デビルチルドレン』1巻

よくもまぁ小学生相手の漫画雑誌でこんな漫画やっていたよなと!
それはバイオレンス描写や作者が影響を受けたであろう作品のオマージュだけじゃない。
世界を救うにはたくさんの犠牲を乗り越え、また自らの手を血で汚すしかない。
そんな現実と戦う覚悟を、小学生が背負うという、ね…!
まぁ小学生に見えていたのは1巻の最初のうちだけで。この新装版2巻の時期になると「お前ら小学生とかぜったい嘘だろ!」と叫びたくなるような大人びた風に成長してます。
いいんだよ細かいことは!カッコ良けりゃいいの!熱けりゃいいの!



世界を包む混沌はその色を強くしていく。
デビルチルドレンである刹那と未来の運命もますます過酷に。
物語の厚みも増していき、バトルと合わせてズッシリと迫力ある展開に向かいます。

新装版2巻は冒頭、フォレストランドでの未来の戦闘から熱気十分!
常に敵から命を狙われる、緊迫した生活。それに疲れてしまうのはまだ小学生の女の子なら当然だよなぁ。
ニーズホッグとの戦闘は、リアルタイムで読んでいた時もすごくドキドキした。
巨体を土の中から引きずり下ろし、魔法で森全体を凍りづけにして天然の針地獄。落下して串刺しになった所を改めて魔法で切断。うーん、見た目ハデだし実にクレバーな戦略!カッチョイイ。
このフォレストランドで未来はユキヒサと出会って、そこから「天使軍」の策略にハマり込んでいってしまう。
この「天使軍」の存在こそこの新装版2巻のポイント。
魔王軍VSアンチ魔王軍、のシンプルな構図だった所に「いやいや天使こそ至高の存在だろお前ら俺ら抜きでなに言ってんの?」と出しゃばってきて色々メチャクチャにやっていくのです。


天使軍が刹那サイドに送った刺客がドッペルゲンガー。
刹那が探し求めている未来の、まさにその姿を借りて刹那を殺しに来る。
このバトルでは刹那は腕がちぎれちゃうんですよね。
当時小学生の俺。腕がバツンとやられてしまった時点で「え、終わりじゃん。死ぬじゃん。これからどうすんの?」とマジで焦った記憶があります・・・。
バトルの緊迫感が凄い。ドッペルゲンガーまじで怖いし、このギリギリで戦っている実感が少年心を心底ワクワクさせてくれましたよ…!

デビチル24

ドッペル未来さん、いい顔するよなぁ…!!
メインヒロインの顔した敵がここまで顔芸やるもんだから、本当に怖かったんだよ!!
口調も下品で、こうしてある程度大人になって読んでみると、「未来ちゃんを汚しやがってこのやろう!!」とも思えてくる。侮辱的ですよねえ。他人の姿形を借りて人の弱みに付け入って、顔芸に下品な言葉遣い繰り出してるんだから。
刹那としては本当に腸煮えくり返るほどムカつく相手だったと思う。

デビチル23

お前たちは自分のエゴで生きている!!
自分の邪魔になるものを傷つけながら生きている!!
それもいいだろう この汚れた世界ともに生きていゆけ!!!
だが忘れるな!!! 
お前の手や顔、そして体についた血は決して消えやしない!!!


ドッペルゲンガーを倒した刹那。この時のドッペルゲンガーの死に際のセリフは、本当にグッサリ刺さった。
世界を救おうとする正義の味方なのに、結局は汚れなくちゃいけないんだと。
綺麗なままのヒーローであることを絶対に許さない。
何かを救うためには何かを犠牲にする必要がある。そういうシビアな現実を、10もいかないような少年に見せつけたのがこの作品の、個人的にすごく好きな所です。
傷ついて、自分の血にまみれて、誰かの血を浴びて、やっと前に進める。



ゼットくんはエロいんだよ!!!(唐突)
思えば俺が初めて「少年」キャラクターにドキッとしたのはゼットくんかも知れない。
挑発的で、思慮深くて、ミステリアス。
もともと中性的な顔立ちのキャラクターなのですが、物語中盤から明らかに作者が意図して色気をもたせている。唇にトーンが貼られだして、艶っぽさが出てきます。

デビチル22

少年心になぜかを感じ取ったことを覚えています。
ヒロインである未来やエレジーに心は向かいながらも、ゼットくんが香らせるフェロモンはこう、グッッ…っとキました。

人も悪魔も天使も魔王も超越した存在。
そんな特殊な立ち位置であるゼットは、それが故の苦悩を抱えます。
簡単に国も人を救ったり、または滅ぼすことができる。
あまりに大きな力を持つあまり、それにがんじがらめにされる。

新装版2巻のラスト「とまらぬ怒り」では未来と衝突するゼット。ここでゼットの苦悩は表面化して、ゼットが更に好きになりましたね。
今まで天上人って感じで、あまり感情移入ができていなかったのですが
泣きもする。悔しがったり、悩んだりもする。彼もまたそんな血の通った存在だったんだな、ここで初めてわかった。印象深いシーンですね。
誰しも戦っている。戦って生きていく。この作品らしいよなぁ。しびれる。

しかし一番ゾクゾクしたのは、「最愛なる者へ」でゼットと刹那が出会った場面です。ここで初めて刹那は、普通の友達だと思っていたゼットがとんでもない存在であることを知る。

デビチル21

「くやしいでしょ?」

刹那を導くためでもあるが、こうしてヒールのような役回りをする。
たっぷりと皮肉って、挑発的な笑みを浮かべる邪悪ゼット。ムカつくなぁ!でも似合うなぁ!!かっこいいなぁ!!!
でもこのエピソードのサブタイ「最愛なる者へ」は、ゼットから刹那に向けたものなのかもしれないな、とも今回ふと思った。
人間を遥か高みから見物するようなゼット。しかしここでは刹那というたった1人の少年のためにメッセージを投げかける。
そのメッセージはネガティブなものではあるんだけど、刹那たちの身を案じた優しさでもあるよな。未来と刹那、デビルチルドレンたちを守ろうとするゼットの内面の深さは、今でも味わい深いものだ。



もうひとつ名シーンを選ぶなら。
刹那が幽体離脱してファイアーランドを向かうまでモノローグ。

「死が平安をもたらすのならば 生きている意味ってあるのか?」
「この世に人間は必要なのか?」
「世界は汚れてなんかいないし 滅んだりもしない 問題なのは人の行く末だ」


「生きている意味ってあるのか?」の言葉は、これを当時自分どう受け止めていたかは覚えていないけど、なんにせよ衝撃的だった記憶がある。
生きている意味を疑うなんて、小学生置いてけぼりですよ。でも感じ入った。
刹那さんはホント達観したイケメン小学生やで…。


各キャラクターの苦悩を深めていく内容だったこの2巻。
ストーリーの進行も当然ですが、精神的な成長やドラマを重視したのもこの作品の面白さ。想いの折り重なった、多層的なストーリーになっています。
↑の感想では触れられませんでしたが、エレジーちゃんの健気さに心打ち抜かれ、もうエレジーちゃん最高!!となるまでありましたが省略します。
新装版3巻は7月発売。描きおろし漫画にも期待大ですね…!!
そういえばこの新装版2巻、連載当時カラーだった話数の扉絵が描きおろしイラストに代えられていました。今の絵柄で見る刹那たちは新鮮で、楽しい!

今回の巻末オマケ漫画はドッペルゲンガー未来ちゃん大暴れ。
当時のアシスタントさんが描いたものですが、本当に今でも愛されてるなぁデビチル!ドッペル未来ちゃんは本当にムチャクチャやるので、シリアスじゃなくギャグとしてなら色々可能性があって面白いなw

『新装版 真・女神転生デビルチルドレン』2巻 ・・・・・・・・・★★★★
復活した懐かしの傑作第2巻。大人びた児童漫画だよなぁ。この傷だらけのキャラクターたちと渦巻く愛憎の物語に憧れたもんです。

[漫画]世界を救うハードボイルド小学生漫画、復活ッ!『新装版 真・女神転生 デビルチルドレン』1巻

新装版 真・女神転生 デビルチルドレン(1) (真・女神転生 デビルチルドレン (1))新装版 真・女神転生 デビルチルドレン(1) (真・女神転生 デビルチルドレン (1))
(2013/05/23)
藤異 秀明

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   俺を殺してみろ!!!

デビルチルドレン復活ッッ!!
悪魔と戦うはずが自分がいちばん悪魔みたいなツラしている小学生・刹那さんのイラストが眩しい新装版第一巻が出ましたよ―!コイツ小学生です!
というかマジでこの顔どうしたんだよ!ヤバすぎだろ!かっこいいなオイ!

発売がアナウンスされてからまだかまだかと待っていた一冊。
今はなきコミックボンボンの復刊シリーズのひとつとして発売です。
連載していたのは2001~2002年。そうかもう12年くらい前になるのか…。
自分にとってこの漫画は本当に思い入れ深く、語りたいことはたくさんあるのです。時期的に、今の20歳前後(いや20代前半かな)あたりがたぶん直撃世代。
いまだに単行本たまに読み返しては、「あ~~やっぱり格好いいわ~~」とかやってる。

デビチル0

児童誌界のベルセルクだとか、トラウマ製造機だとか、カルト的人気の異色作だとか。そんな仰々しい言葉で語られることも多い本作。
焼ける!切れる!もげる!砕ける!裂ける!食われる!
バトルは本気の命の取り合いからくる緊張感がみなぎり、ずっしりと重たいドラマも絶品。
スタイリッシュでハードボイルドで中二心たっぷり!
こんな漫画はそれまで読んだことがなく、当時小学校低学年だか中学年だかの自分はめちゃくちゃこの作品にハマり込みました。「カッコよすぎるだろこれ!!!」と。
中二病魂の種をまいてくれた作品とも言えるのかもしれない。
今読んでも、よくこれを児童誌でやっていたよな…と本気で思うw
そこはやはり、今も伝説的に語られるコミックボンボンの「らしさ」なのだろう。

バイオレンスな部分が注目されがちな作品ではありますが、それに加えてストーリーも好き。
じっくり腰を据えて読み解ける、厚みのある物語。これは今読むからこそちゃんと深い部分も見えた。世界がどうとか、クサいセリフを吐きながら必死に戦い生きる子どもたちのドラマ。文句なしにおもしれーな。

今回の新装版は全3巻構成。今回発売された1巻は、旧1,2巻が収録されてします。
巻末おまけ漫画では「昔からの読者からの人!ボンボンなんて読んでたからそんな歪んだ性癖になっちまったんだよ!うそ!ひさしぶりー!」と書かれており、余計なお世話だこの野郎と笑わざるをえない。



さて、感想を書こう。
と言ってもこれは今から12年くらい前に出た単行本の新装版なので、うちの通常営業な感想記事にはちょっとしづらい。
なのでチマチマと当時の思い出話もしつつ、お気に入りのシーンの紹介のような風でやっていこうかな。

●物語

ストーリーはざっくり言うと、特殊な力を受け継いだ小学生たち「デビルチルドレン」が魔界へ行き、悪魔との戦いに巻き込まれていくというもの。
メガテンの子供向けシリーズとして始まり、ゲーム・アニメ・カードゲームといったメディア展開のひとつとしてこの漫画もスタートしました。どれもやったなぁ懐かしい。

しかしこの漫画、独自路線を行きすぎてアニメやゲームを完全無視!!
アニメから入った自分は漫画を読んで「なにこれ…?」とポカーンしたものです。アニメではあんな明るいおちゃらけたオカマ狼が、漫画だとクールでガチムチ格好いいヤツになってんぞ…?とかね。似た経験してこの漫画にとりつかれた人結構いるんじゃないかな。
アニメはコメディ路線でしたしね。ゲームはシリアス色が強いものでしたが、正直この漫画版のインパクトが最強でした。

児童漫画らしからぬヘビーなテーマ。
濃密な死の香り。
世界をめぐる壮大なストーリー。
闘うということ。大切な人を想うということ。「背負う」ということ。

デビチル12

『人殺し』

主人公・刹那をとりまく環境や彼が辿るドラマは、本当にシリアスです。
大切な相手から「人殺し」と微笑まれる悪夢。無力感と罪悪感。
明るい作品しか楽しんで無かったような小学生の俺は、旧単行本1巻ラストのバッドエンド感に唖然としたことが今や懐かしい…。

先にも書きましたが、こういった物語を、ちゃんと楽しんだというのはこの漫画「真・女神転生デビルチルドレン」が初めてでした。だから何もかもが本当に刺激的だった。全身全霊でこの漫画を感じていた。

20代になりいろいろ漫画も読むようになった今では、ちょいと冷静になってこの作品を見れます。全体的に急ぎ足だよなとか、絵が急に変わりすぎだろカッコいいけどさ!とか。でもまぁそんなものは些細なこと。純粋にこの作品はパワーがあるし、本能を揺さぶる熱い物語だ。
直撃世代の人間にとっては、中二病への扉を開くような、そんなポジションにあった作品なのかもしれない。
児童向けとは言ってもメガテンシリーズである。子供心に「ちょっとこわいけど、大人っぽくて格好いいなぁ」と感じられるような要素が散りばめられ、これまた少年の憧れを強めたのであった!



●キャラクター
妄執にかられる主人公。ほかにもキャラクターはそれぞれ使命、復讐、革命といったキーワードを宿し、それぞれの戦いが大戦争へとつながっていくのです。

刹那は上でも書いたけれど、自分が無力だったばかりに大切な人を失ってしまった、傷つけてしまったという後悔の念を持っています。強さに憧れる少年だったからこそ、その圧倒的な無力感に打ちのめされ、一度は心おられてしまう。
しかし復活したかと思ったら立ちはだかる悪魔たちをバッサバッサと殺しまくる、ド迫力のマジキチ野郎に変貌を遂げていた。
「危ないマスター!!」と身を呈して自分を守り死んだ仲間に対して「チッ!!」となんの感慨もなさそうに舌打ちして戦闘を続行する刹那は、小学生ながら「さん」を付けるしか有り得ない格好良さ。刹那さんコワイ。「俺を殺してみろ!!!」は超名言である。
というか第6話の刹那さんのテンションはヤバすぎる。ニヤニヤ止まらん!

もう一人の主人公。そしてヒロインでもある少女、未来。
刹那を守るという使命を持ち、刹那と共に戦い、そして彼にトラウマを植えつけっちゃったりする作品のキーパーソン。
堂々とした戦いぶりや、「私のパートナーは世界一ィィイイイイイ!!!」とか叫んじゃうノリの良さ、当時からすごく好きだった。格好いい女の子だ。
しかし、彼女が弱さを見せる場面もとびきりに大好きなのだ。

デビチル13

未来がひとりになってついつい泣いてしまうシーン。
ここには今も昔も変わらず心揺さぶられる…!!
人間そうそう萌えのツボとかって変わらんのかもね。


さてもう1人のヒロイン、エレジーちゃん。
大魔王の娘として、親に復讐するために闘う少女である。未来が傍にいられなくなったあとに刹那と行動を共にするようになり、みるみるヒロインとして頭角を現していく!

デビチル11

むくれちゃうエレジーちゃんかわーいーい!!!
昔はそんな意識は無かったけれど、ツンデレっぽいかもな。
刹那と関わるようになってどんどんと人間としての、そして女の子としての意識を取り戻し、あるいは芽生えさせていく様子はなるほど胸キュン。



●絵の良さ

もう10年以上前の漫画ですが、古びれませんね。今読んでもかわいいし格好いいわ!
連載中もどんどん絵の感じが変わっていった本作ですが、この新装版1巻は本当にどんどんと作者が成長していく。それも凄いスピードで。こうして一気に読んでみるとそれが改めてわかります。

このデビチル、個人的なことだけれど本当にかっこいいコマが多い。
子供のころ読みながら、なんてオシャレな絵なんだろうかと惚れ惚れしてた。
構図とかキャラのポーズ。この作品はやはり中二力高いと思うよw
勢いのあるバトルシーンでも、しっとり魅せる愛情と憎しみのドラマパートにしても、頭に残る場面がとても多い。

デビチル14

例えばこのシーンなんかは、当時こんなの見たことなくて興奮したもんな。目元だけを描いて、その視線の交差の意味を力強く伝えている。なんてクールな演出!

デビチル15

このシーンも大好きだったなー!懐かしいー!
仲間が死んで飛んできた剣をそのままキャッチして即座に攻撃するシーン。
なんか知らないけどこのシーンに凄く憧れて、かっこ良く棒をキャッチする練習とかしてたああこれは思い出したくない痛い思い出だったそっとしておこう。

名場面といえば
「そこ、雨が降るから気をつけな!!!」→細切れの死体と血の雨が降り注ぐ
「また会えるよね!!!」「ああ・・」そして別れ、遠ざかってから「来世でな!!!」
あたりもファン的には王道の大好きなシーンです。

みるみるエロい肉体への変貌をとげていった性的すぎるネコマタさんも見逃せない。
どんどん等身が伸びて大人っぽくなっていったよね…。散るシーンすらエロい…。



「真・女神転生デビルチルドレン」新装版1巻の感想でした。
本当に新装版として発売されて嬉しいなぁ。同時に、子供のころ楽しんでいた作品がこうして新装版とか文庫化とかしだすと、歳をとったもんだなぁと実感したりもするw

子供の頃はそうたくさん漫画を持っているわけでもなく、ひとつの単行本を本当に何度も読み返したりしていた。あの頃だとポケスペとこのデビチルが思い出深いな。そんなこともあり、自分の幼少時代の思い出に色濃く染み付いているのです。

この新装版1巻収録分は全体的にテンション高めでやっぱ楽しすぎるよなー。
これ以降だとちょっとずつ落ち着いてきてさらに大人っぽい展開に入っていくけれど、作品初期のここらへんのノリがこの作品のパワフルさの象徴になっていると思う。
すげぇバトルが描きたい!!!のような、作者の若い衝動が詰まってる感じ。
それでいてテーマも深めていっているあたり、やはり児童漫画と言うには恐ろしい作品。

今回の1巻は巻末に当時のアシスタント・木下エースケ氏による描きおろしオマケ漫画あり。思い出話とかしてるので、当時読んでいたファンはニヤニヤできるのでは。
来月は2巻、再来月に3巻が発売される予定。もちろん買いますよ!
そしてラストの3巻には藤異先生描きおろしの漫画も載るんだとか!しかも30P!!
うおー!これは読むしか無いだろうが―!
デビチルの新装版も出たことだし、あとはほら、ククルとナギとかDチルとかも…さ…講談社さんチラッチラッ(アンケ書いて送ろう
何はともあれ新装版発売おめでとうございます!昔を懐かしみつつ、変わらぬ作品の魅力を再度噛み締めることができました。新装版2巻も楽しみ!

『真・女神転生デビルチルドレン』新装版1巻 ・・・・・・・・★★★★★
やっぱり最高だな!自分のルーツみたいなものかもしれない。思い出補正バリバリ効かせた上で、やっぱり大好きなので満点評価。

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「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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